ここまでやるか?再始動した甲斐バンド、シングル三部作のラストを飾る、 珠玉のラブソング。涙をこらえて、心して聴け! |
● 甘いkissをしようぜ-[Jul.26.2000] | |
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帯にあるように甲斐バンド再始動シングル三部作のラストを飾るのは外部より詞を(前田たかひろ氏)、そしてメロディメーカーに松藤を採用。 ほろ苦い雰囲気のラヴ・ソングに仕上がっている。 カップリングは'96/7/24-Before the BIG NIGHTのライヴテイク、「悲しい愛奴」とタイトル曲のDUET VERSIONで松藤と甲斐でヴォーカルを分け合ってのテイクだ。(TV MIX[カラオケ]はもうお約束なんで割愛) ファーストトラックもバックにハーモニーのベストパートナーである松藤の優しい声が甲斐の骨太ではあるが、切ない声に温かみを添えている。 特筆はDUET VERSIONの松藤のテイク・・・・この感覚はやっぱり松藤のメロディラインのなせる業か・・・。 ソロアルバム「Plim」で見せた繊細で染み入るヴォーカルはここでも健在である。 松藤の作る曲はやはり彼に歌ってもらうととたんに世界が広がるって感じか・・・いや、甲斐のテイクが悪いのではない・・・。 「ビューティフル・エネルギー」「レイニー・ドライヴ」などでも松藤のヴォーカル・バージョンを先に聞いた上での甲斐バージョンはこの上ない「贅沢」って感じで、同じ曲を2倍、いやそれ以上の「味」を出してくれている。 今回もそういう感じなのだ・・・。 交互に聴いてみるが贅沢なことにどっちのテイクも甲乙つけ難いんだな、これが・・・この幸せもの。 心境によって聞き分けられるテイクかもしれないし、味付けの妙をたっぷりと味わいながら聞き込むのもいい、さらっと流して耳に残る♪甘いkiss というフレーズに何とも言えない刹那さのような感覚に揺れるのもいいかもしれない。 とにかく甲斐バンド・ラヴソング・リストの新たな1曲が刻まれた訳だ・・・ さて、三部作を聴き終えてアルバムの方向性が見えてくるか・・・というと・・・まだまだ予想だに出来ないと思っている。 しかし、何でこのパワステでやったBefore Big Nightは知らなかったんだろう?どういうライヴだったんだ?? |