HOT MENU |
熱き衝動と香り立つロマンティシズム! |
● HOT MENU KAI THE 35th SOLO WORKS COMPLETE BOX | |
11-12:1990.10.5: |
甲斐バンドとしてはもうすぐ50年アニバーサリーとなるが、ソロ活動としては1986年を起点としての35周年としているようだ。 厳密にいえばメジャーデビューして甲斐バンド時代の1978年に「翼あるもの」をリリースしているが、その後バンドのライヴでソロ(カバー)の曲を演奏するものの、ソロツアーなどを行うなどしていないので、ソロの起点は甲斐バンド解散後の「ストレートライフ」をリリースした1987年という事になるようだ。 こちらも厳密に"ソロ活動"といえば1986年末に「JAPAN AID 1st」で二日間に渡ってステージに立ち、"イエロー・キャブ"、"冷血"を披露して公となるソロ活動をしているが、本作は「SOLO WORKS」なので、アルバムリリースを差しているという事になる。 細かい話になった・・・。 BOXセットで被るというところがちょっとね、と思うのが2016年にリリースされた「KAI BAND & KAI YOSHIHIRO THE NEW YORK BOX」に「ストレート・ライフ」と「カオス」はリマスターで入っているんですよね。2016年リマスターな訳ですが2003年にリリースされたストレート・ライフ+3」、「カオス+2」ではなく、今回もオリジナルのリマスターという事になってます。 で、このBOXセット実際に手にするまでどんなパッケージか分からなかったんですが、シングルジャケットの紙ジャケでBOXにブックレットと共に収まる仕様です。 ちょっと拍子抜けした感もありますが、デカいBOXって実は収納に困り、ディスクを出すのさえ億劫になるので、通常版と中身を入れ替えてラックに収めている位なんでそういう感じになるかなと。 ただ、今回12枚組なってちょっとケースが無い・・・ このBOXセットのリリースを発売直前に知るという事態になったのは、この所KISSの再来日に思考を奪われていたことによるのだが、情報を知りすぐにタワレコの新宿店で予約を入れて、久しぶりの店舗購入をしてみた。 どこで買っても値段が変わらないのが分かって、だったら何かスペシャルな方がいい(だって、高い買い物だもん)。で、タワレコで何があるかっていうと「サイン・メッセージ複製入りのサービスレシート」が出るという事(レシート・・・・・・・・) 加えて何やるライヴスタンディング&ジャケット写真のパネル展が開かれるという・・・なら、新宿店で買うか・・になるよ。 そもそも新宿界隈に出向かない生活をしているので、どこに店があるのかも分からず、ちょい離れた場所に車を停め店に入り、受け取りレジカウンターに指定された10Fに行ってそそくさと手にした。 で、「パネル展は9Fですよ」と言われ向かってみるが、華々しい若手アーチストの作品が陳列されるフロアは若者でいっぱいで、こんな中でパネル展って誰が見にくるんだろう・・・と苦笑しながら、それでも場所を探すもよく分からず。一角に何やら囲われたエリアがあったので、そこかなと思って入ってみるも何もなくガランとしている。後々考えてみたら何かのイベントスペースのようだった。 どこにパネル展なんてあるんだ?と見まわしていたらその脇に一枚の立て看板のようなのが目に付いた、よく見たら脇に甲斐のライヴ時のパネル?も立ってた。 「あれ?これ??パネル展???」 そのパネルの上に「パネル展」って書いてあった・・・パネル展の入り口のサインボードかと思ったが、これがパネル展そのものだった・・・ 驚愕の状態に苦笑するしかなく・・・うーん、と見慣れたジャケットパネルをさらっと目で追い、店を出てきた。 新宿店で買った意味って・・・ 全くBOXセットの内容に触れていないが、今回ソロワークとKAI FAIVEのアルバムをロンドン最新デジタル・リマスタリングという事なんで、何かリミックスしているような訳ではなさそうだ。 しかし、何をどう今の時代でのリマスターなのか解説が無いので分からない。 ブックレットはフォトブックと歌詞。甲斐のメッセージが見開きで書いてあるが、そういう解説的なものが無いので、ここでも「うーん」とうなるしかなかった。 未発表ライヴは甲斐のソロ初期の多分TOKYO SPECIAL 5DAYSをやっていた頃とegoist TOURの頃のもの。 しかし、当時行けるライヴには行ってたはずなんだけど1989.6.24ってどこのライヴなんだろうな?(PITは6/2、NHKが6/19、厚生年金が6/26どこかが2Daysだったのかもしれん)。 同じく1990.10.5ってのも翌日の10/6がA.G LIVEで行ってるがこの日は何?Funk upだったのかな? もうこの辺りは忘れちゃったな。 とにかく、Track1-10のライヴはとても懐かしくて良かった。バンドから離れてソロらしい秀作ばかりだったような時代だったので、特にソロ期では好きな時代。 ただ曲間などがF.Oしたりするのが惜しい所。どうせだったらどこかのライヴ音源をそのまま収録して欲しかったね。まぁバンド時代の曲も合間にあったのでそのままというと主旨から外れてしまうのだけれど、曲間をうまく繋いで一つのライヴっぽく仕上げてくれたら、細切れ感がなくて没入しやすかったのにそこが惜しい。それでもこの時期の綺麗なライヴ音源が聞けて嬉しいのだけど。 この頃のライヴで"ハートをROCK"をやってくれたのは嬉しかったなぁ、その記憶がよみがえります。 という事で、アルバムの感想はリマスタリング具合の話にしかならないので、未発表ライヴディスクについてのみ・・・それ以外は購入録みたいになっちゃいました・・ちゃんちゃん。 |