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Big Night : KAI BAND

BIG NIGHT
甲斐バンドは再び我々の前に帰ってきた。
しかも新曲「ティーンエイジ・ラスト」という新曲と現在の甲斐バンドの体温を感じさせるセルフカバー・アルバム「BIG NIGHT」を持って・・・。

初夏、前触れもなく届けられたDMの「甲斐バンド」のロゴに気が付いた時はいてもたってもいられなかった・・また見れるんだ。
ちょうど10年過ぎていた・・・あっという間なのか、長かったのかもう判らないでいた・・・。

東京でのBIG NIGHTは8月にビックサイトで2Days、10月に締めくくりの武道館というメニューだった。
武道館のライヴはWOWOWでも生中継され大盛況の模様がそのまま伝えられたのだった。

パンフレットを開くとまず目に飛び込んでくるのがモノクロの写真・・バンドの歴史。
74年のデビュー時のバンド、80年の武道館、82年バンドが3人になっている時期、83年のTHE BIG GIG、86年のNYとPARTY・・・・そして10年を経て96年・・・

Big Night

さぁ、偉大な夜に乾杯だ。


BAND Comment


YOSHIHIRO KAI
アルバム「Big Night」というタイトルは、
メンバーが10年ぶりに一同に会した偉大な夜という意味。
同じネーミングのコンサート、
それはメンバーとオーディエンスが10年ぶりに会するという意味なんです。
期間限定付きのビールのように存分に味わって、最後まで楽しんで欲しい。



NOBUKAZU OHMORI
高ぶりもないし、自然体だし、一番感じたのは、
やっぱり昔一緒にやってたから久しぶりにあっても違和感ないし、ましてや、居心地がいいんだよね。
気がしれあっているから、気負うところもないし、居心地がいい。
本当に好きな音楽をやったって感じだな。
すごいいい物が出来たよ。
田中一郎も会も、松藤も鎌田ジョージも気を使ってくれて、非常に演奏しやすかった。



ICHIRO TANAKA
バンドって、4×1でも、1×4でもない。
4の4乗くらいの瞬間の連続だと、あらためて感じた。
ブランクをも吹き飛ばすBAND MAGICってすごいよ。




HIDEO MATSUFUJI
アコギバンドって楽しかった。
大森さんと演奏できて、嬉しかったな。



MESSAGE FOR KAI BAND


拝啓、甲斐よしひろ様
僕はこの度、4回目のイギリスでビートルズの出身地・リバプールに行くことができました。
出身地なんてどうでも良いと思っていたけれど、実際に行くとやはり言葉では言い表せないくらいの衝撃がありました。
あなたと僕は同じ福岡の出身。あなたに逢うと、あなたはもにすごい先輩で僕はいつでもチャラチャラした後輩です。
この関係は一生崩れません。僕が高校生の時、甲斐バンドの曲をラジオで聴いた時からこの関係は始まりました。
先輩!今回の機会を思いっきり楽しんで下さい!
ともあれ、出身地というのはやはり怖い・・・。

CHAGE



大人っぽいクールな不良感を感じた。まだ中学生の頃、年上の仲間がずっと聞いていたんで自然に好きになってしまいました。
再結成と聴き、今現在の甲斐バンドを楽しみにしています。

EASY WALKERS・RYU



中学生の頃、昼休みの時間になると
教室のスピーカーから[HERO]が流れていた。
高校に通い出した頃も、僕らの話題の中に
甲斐BANDがいた。
僕が自分のBANDを組み始めた頃、甲斐BANDは
憧れるBANDの一つになっていた。
今でも甲斐よしひろの歌声は、僕らの心をつかんで離さない。
この感覚をどう言葉にすればいいのだろう・・・・
ふと考えてみた。
そう、「SEXY」という言葉があてはまる男なのかもしれない。
だからこそ甲斐よしひろには、いつの時代も
僕らが憧れるSEXYな男であって欲しい。

YASUHIRO YAMANE



ロックミュージシャンとしての僕の肉体に、処女膜なるものが存在していたとして、
僕のそれを破ったのはKAI BANDである。
中2の夏、この方々に犯されて、狂ったように何度も絶頂を味わった僕は、
いつのまにか、それなしでは生きていけない体になってしまいました。
大人になった今も、ふとあの時の興奮を思い出しmもう一度犯される日を夢みるのです。

Mr.Children・桜井和寿



甲斐バンドを思う時、自分自身のデビューの頃を思い出す。
70年代の中頃、甲斐君と、新宿のゴールデン街で飲んで、
深夜彼の家に遊びに行ったこと。
甲斐バンドの前座として
ジャンジャンや、渋谷公会堂や、神田共立講堂で歌ったこと。
彼が、オレの書いた「あばずれセブンティーン」を、
彼のソロアルバムで歌ってくれたこと。
当時の彼のマネージャーが、正月にオレの家に来て一緒に酒を飲みながら、
TVから流れてくる「ヒーロー」を聴いたこと。
彼等が帰って来ることを、本当に嬉しく思う。

浜田省吾



僕が生まれた頃デビューした甲斐バンド。
兄貴がラジカセから流していた甲斐バンド。
今聴くと、兄貴とけんかばかりしていたガキの頃を思い出します。
あの歌で僕達若者に本当の漢(おとこ)を教えて下さい。

ゴスペラーズ・安岡



最近心底カッコイイと思える日本のバンドが私には少ない。
ポーズ・物真似・打算的・どうして人間の見えないロッカーを好きになれるだろう。
私は今でもよく甲斐バンドの曲を聴いている。
何故なら甲斐バンドのようなバンドが、現時点、まだ次に表れないからだ。

中山加奈子



前略、甲斐よしひろ様、大変ご無沙汰しております。
音楽業界の人間としてではなく、
甲斐よしひろの一ファンとして8月10・11日本物のロックに会いに行きます。
本当に楽しみにしています。頑張って下さい。

石川よしひろ



小学校の時「ヒーロー」が大ヒットして、
それで僕は甲斐バンドを知ったのだけれど、
その後、兄がたくさんアルバムを買ったので
ホント兄弟してよく聴いていました。
先月、初めて、ナマで甲斐よしひろさんに会いましたが、
これまたナマであの声を聴いてしまい、
昔のラジオとか思い出してカンドーしたのでした。
肌はツルツルやわ、声はデカイわで、なんか燃える男っちゅう感じで
「GUTS」なので、僕も負けずに頑張ります、甲斐さん。

ウルフルズ・トータス松本


BIG NIGHT


KAI BAND is
Yoshihiro Kai
Nobukazu Ohmori
Ichiro Tanaka
Hideo Matsufuji

MUSICIANS
Guitars:George Kamata
Bass:Motofumi " Mekken" Ogiwara
Keyboards:Motohiro Tomita
Drums:Ikkou Tanaka