SALT KISS 2002

2002

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大したニュースもないまま日本公演のチケット獲得に奔走した一年前を思い出すも、この虚無感といったら・・・という所にLANE BRYANTというブランド?のファッションショーにKISSが出演するというニュースを得る。
どうも2/5に開催されるこのショーにKISSがバックでパフォーマンスをするとの事で、翌日にはネットでも動画が公開されるようだった。
"Shout it out loud"、"Lick it Up"、"God of thunder"、"Love gun"、"Rockn' Roll All Nite"の5曲を演奏し、最後にはモデルと一緒に花道を歩き出てご満悦という、何だかわからないショーだった。
それでも、あの日本公演でのメンバー(Eric Singer)で一年前をふつふつと思い出すネタにはなって、まだ存在しているバンドに安堵感を覚えていました。
そして、その後皆を仰天させ・・・世間にKISS健在なりと示した形になる出来事があった・・・。
それはソルトレイク冬季オリンピックの閉会式への参加であった(2/25)。
毎回オリンピックの閉会式は華やかな演出がある部分だが、音楽大陸USAなだけあって、著名なアーチストが目白押し。
その中に我らがKISSも巨大なそりステージ?に乗り氷上を滑りながら"Rock And Roll All Nite"を熱唱した。
演奏はどうやらカラオケぽかったが、ヴォーカルはしっかりとやっていたように見えた。
ライヴの定番であるギタークラッシュは昨年9/11の同時空爆テロの影響からか行わず、変わりにギターのネックにつけた星条旗を高々く掲げ、アメリカの・・そして世界の平和を祈る・・・そんなステージだった。
メンバーの様子としてはエースが意外なほどにスリムになり、宇宙人ぶりを発揮していた代わりにジーンがすっかり太ってしまっていた。
あの面構えを考えるとKISSもそろそろかなぁ・・と言わざるを得ない。

またマクファーレントイズからKISSのフィギュアが出るとニュースが流れるが、今度はさすがにびっくり!!
何とKISS CREATURES OF THE NIGHT時のメンバーの再現である。
STARCHILD,THE DEMON,SPACE ACEそしてTHE FOX、つまりERIC CARR在籍時のラインナップのステージを再現する、ALIVE!系のフィギュアシリーズだ。
これにはERICファンは狂喜した・・・しまいにゃVINNIEフィギュアも出るのでは??みたいなノリにはなったが、多くのファンはそれを望まないだろう・・・とワタシは思う。
とにかくフィギュア発売は6月とのコトなので、詳細は発売を待つことにしよう。
そんな所、3/18にGeneの自伝GENE SIMMONS KISS AND MAKE-UPの和訳が出版されることになった・・・出版元のシンコーミュージックでもおおっぴらに宣伝はしていないものの、KISSARMY達の間では静かにヒートアップしているかのよう・・。
原本より若干小さくなりつつも収録された写真やディスコグラフィーの追加が嬉しい本になっている。
内容はGeneの生い立ちから今現在の心境まで、かなり深く掘り下げられている。
KISSの活動とは別に映画製作やシェール、ダイアナ・ロスそしてシャノン・ツィードに至るまでの遍歴など下世話な話もいっぱい。
特にAce、Peterに関わるKISSの語られることの無かった暗闇な部分など興味深い話が多く、疑問に思ったことへの回答になる記述もある。
真実を晒してしまい後は何もなくなるのか・・バンドは存続するのか・・・GeneやPaulでさえ判らず後は神のみぞ知るなのか・・・。

FAREWELL TOURも日本/オーストラリアを終え中途半端な状況の中、LANE BRYANTのショー(2/5)、オリンピック閉会式(2/25)以来?の公の場でのパフォーマンスが American Bandstand 50th Anniversaryの番組で実現した。
このステージで演奏はGene,PaulにCatメイクのEric Singerに加え何とSpace AceメイクのTommy Thyerがステージに立ったのだ。
ついにAceもか!という衝撃を味わい、KISSも終焉なのかと実感させられたニュースであった。
その時の映像がコレ

KISSのベスト盤"The Very Best of KISS"が8/27に本国でリリースされるも、ここ日本ではリリースするレーベル契約が無い?始末。
輸入盤は入ってきたものの内容に新しさを感じられないので、多くのKISSファンからソッポを向かれた格好になった。
当然、自分も購入するに至らなかった・・・日本盤が出ないのであれば、いつか買うかなという気がない訳ではないが、同じ選曲で自分でCD起こした方が早いわな・・・つまりジャケ買い意外の何者でもないのである。
大した話題もないまま静かに時が流れるが、突然KISSシンフォニーというイベントがオーストラリアで2003 2/28に行われるというニュースが走る。
今、なぜにシンフォニー??という疑問が渦巻くなか、公的なライヴパフォーマンスから遠ざかっていたKISSを見たいが為にファンはオーストラリアに向かうのであろう・・・自分は当然ながらそこまでは追いかけられないし、ましてオーケストラとの共演に特段興味が湧かないのが大きな理由だ。
またDVDのリリースも考えているとの事なので、その発表を待てば満足出来るものと思っていた・・・。
オーストラリアでGene,PaulとPeterで記者会見?が行われ、盛大にアピールをする中Aceとの確執が今になって表面沙汰されるようになってきた。
まったく、何やってんだろうな・・と思ってる矢先・・・いつものようにKISSARMYを集めてスタジオオフ、飲み会などやっていた11月のある日、「KISS来日」のビックニュースを聞いた。
「ん?なんでこの時期に?何のツアー?シンフォニー系?」と具体的なツアーが見えないまま、ある意味半信半疑で時が経つのを待っていた。
この頃はライヴは二部構成でUnpluggedとElectricになるという事であったが、イマイチ不鮮明なままであった。
そこに12月4日に公式発表され来日が現実であることを知らされる。しかし!メンバーは誰??
オーストラリアのシンフォニーショーではドラムはピーターである事は判っていた。ウドーでもメンバーが誰なのか明かされないまま、翌5日にインターネット先行が始まる。
(チラシもKISS ICONを使ったもので、メンバーが誰だか判らないという状況だった)
兎に角チケットを押さえなくては!と行けるかも判らない日程を恨みながら、3月11日〜13日を押さえてみた。
ちょうど自分が携わっているプロジェクトが3/6にオープンする案件だったからで、このまま行くとそのオープン翌週は一番ヤバい週になるハズだったからだ。
また、出張も頻繁になり得る状況だったので、出張で東京を離れたら完全にアウトなので、チケットを押さえても気持ちが晴れない気が気でない日々が始まることになった。
さらに追加公演が出たら財布がヤバイなーと思いつつ、チケットの席はどこでもいいやという開き直りで、パワーロックなどのラジオ先行を目の当たりにしつつ、ウドーのチケットに全て賭けてみた。
年末には発券されるのかと思いきや、年末の郵便事情を考えてとかで年明けになるという・・・何だかキナ臭い感じもするんだけど、ウドーのBBSなどでもメンバーを公表せよ!と日増しにボルテージがあがっていった。



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