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ANIMALIZE

ANIMALIZE
  1. I'VE HAD ENOUGH (INTO THE FIRE) (3'51")[Stanley/Child]
  2. HEAVEN'S ON FIRE (3'18")[Stanley/Child]
  3. BURN BITCH BURN (4'41")[Simmons]
  4. GET ALL YOU CAN TAKE (3'43")[Stanley/Weissman]
  5. LONELY IS THE HUNTER (4'27")[Simmons]
  6. UNDER THE GUN (4'01")[Stanley/Carr/Child]
  7. THRILLS IN THE NIGHT (4'21")[Stanley/BEAUVOIR]
  8. WHILE THE CITY SLEEPS (3'40")[Simmons/Weissman]
  9. MURDER IN HIGH HEELS (3'50")[Simmons/Weissman]

KISS  Paul Stanley/Gene Simmons/Mark St. John/Eric Carr
Musicians : Jean Beauvoir,Desmond Child,Bruce Kulick
Produced by MICHAEL JAMES JACKSON , GENE SIMMONS and PAUL STANLEY
Recorded at Right Track Studios, NYC, NY
Mercury/PolyGram 814-297-1/2/4
Released: 1983/9/18    RIAA:1983/12/22  1990/12/19
Kob's Recommended:★★☆

[Notes]
前作により完全にKISS離れを起こしてしまったワタシでしたが、MTVなどを通じて辛うじてシングル級の曲は見聞きする状況ではあった。
前作よりも本作の方が個人的には馴染み易いのはギタリストの違いによるものだろうか。
オープニングよりハイテンションの曲で勢いあるが、もうこの辺では過去のメイクをしていたKISSを垣間見るようなものは見当たらない。
このアニマライズ・ツアーはビデオ作品にもなってリリースされているが、(ANIMALIZE-LIVE UNCENSORED)KISSのいつもの定番が並ぶ以前で言えば黄金リストなワケだが、どうも馴染めないという感じのものだった。
少なからずノーメイクでのステージという違和感がどうしても邪魔してたように思える。こうした違和感はこの後"REVENGE"リリースの頃まで続くことになる。
アニマライズ・ツアーのビデオとは言え画面に映るギタリストはVinnie Vincentでもなく、本アルバムで弾いているMark St. Johnでもない。
Markが欧州ツアーで病に冒されギターを弾けない状況に陥ったことで、急遽Bob Kulickの実弟Bruce Kulickが代役を果たし、結局そのままKISSに在籍することになったのだ。
パワフルなツーバス・ドラミングを聞かせるEric Carrに加え物静かだが安定感のあるプレイを聞かせるBruceの加入で、KISSの演奏力は抜群に向上した。


[More infomation]

アニマライズ
  1. 灼熱の想い
  2. ヘヴンズ・オン・ファイヤー
  3. バーン・ビッチ・バーン
  4. ゲット・オール
  5. 孤独のハンター
  6. アンダー・ザ・ガン
  7. スリル・イン・ザ・ナイト
  8. 街が眠りにつく頃
  9. ハイヒールの殺人者
Promotion Video

HEAVEN'S ON FIRE
THRILLS IN THE NIGHT

Mark St. John
Mark St. John KISS史上で最も印象に薄く感じられるであろう不遇のメンバー。
参加したアルバムはこの"ANIMALIZE"のみで、リードギターとGENEが映画出演の為やり残したベースパートを担当している。
映像では"KISS EXPOSED"とプロモ"HEAVEN'S ON FIRE"で見ることが出来るが、アルバム・ツアーの最中に奇病に冒されあえなくバンド離脱。アルバム中の一曲でソロを担当したBruce Kulickにその座を譲ることになる。
容姿はBay City RollersのEricに似ているという方が彼を形容するには一番簡単かもしれない・・いずれにしても彼のパーソナリティが語られる場面は非常に少ない割りにファンの間でプレイは評価されている不思議なメンバー。早弾きについてはKISSにそぐわないという意見はGENEやPAULももっていたようだ。
2007年4月5日に脳内出血により51歳で他界


Bruce Kulick
Bruce Kulick 本作では"Lonely Is The Hunter"でのギターソロのみの参加。
今更説明する事もないだろうが、本作以降にKISSに正式参加したノーメイク期最後のリードギタリストである。
その外観の繊細な印象からKISSに似つかわしくないと思った方も多いかと思うが、安定したプレイと時折エース的な展開も織り交ぜつつ、ノーメイク期のKISSをドロ沼に落ち込むのをギリギリで防いでくれた感があるメンバーとなる。
元々KISSのメンバーになりたかった実兄Bob Kulickからの推薦でMarkがANIMALIZE TOURで奇病にかかり急遽ツアーサポートをしたのがきっかけでMarkを降ろし、その後のメンバーに納まった。
'95年のUnplugged以後結局Eric Singerと共にKISSを去る事となり、ESP、UNIONに参加、ソロ活動ののち2000年からGRAND FUNK RAILROADに参加している。
Bruce Kulick Web_Site[Official]



Desmond Child
Desmond Child 古くからKISSに関わりのあるデスモンド・チャイルド。
'79に"I Was Made For Lovin' you"、本作で3曲(I´ve Had Enough (Into The Fire)、Heaven´s On Fire、Under The Gun)でPaulと共作、次作"ASYLUM"でも5曲(やはりPaulと共作)で参加している。
KISSの他にも有名多数なアーチストとのコラポレーションを行っている(Aerosmith,Bon Jovi,Cher,Joan Jett,Michael Bolton,Steve Vai..etc数え挙げたらきりがない。
その後のKISSにも関わっていくのでした・・・。
Desmond Child Web_Site[UnOfficial]



Jean Beauvoir
Jean Beauvoir いやー、ワタシ知りません、どうもすみません。(ちなみにジーン・ボーヴォアと読むそう・・)
でも、彼のHP調べててKISSにゆかりのあるアーチストであることが判明。
まずはKISSの本作"ANIMALIZE"はもちろんのこと、次作の"ASYLUM"にも参加しています。
また、映画「SHOCKER」のサントラにも参加しています。(こちらはPaulが参加しており、The Dudees Of WrathというユニットでPaulがやってる"SHOCKER"をDesmond Childらと提供。
ちなみにこのThe Dudees Of WrathのユニットはPaulの他、Desmond Child,Guy Mann-Dude,Vivian Campbell,Rudy Sarzo,Tommy Leeが参加してる豪華メンバーでした。
他にはKISSのメンバーもアルバム製作に参加してた事もあるPLASMATICSのアルバムにも参加しているようだ。
Jean Beauvoir Web_Site



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