PAUL STANLEY:LIVE TO WIN

PAUL STANLEY:LIVE TO WIN
  1. LIVE TO WIN (3'08")[Stanley,Child,Carlsson]
  2. LIFT (4'04")[Stanley,Child,Frederiksen]
  3. WAKE UP SCREAMING (2'59")[Stanley,Child,Carlsson]
  4. EVERYTIME I SEE YOU AROUND (3'28")[Stanley,Masitti]
  5. BULLETPROOF (3'01")[Stanley,Carlsson,Sommerdahl]
  6. ALL ABOUT YOU (3'16")[Stanley,Carlsson,Child]
  7. SECOND TO NONE (3'35")[Stanley,Carlsson]
  8. IT’S NOT ME (3'19")[Stanley,Knight,Midnight]
  9. LOVING YOU WITHOUT YOU NOW (3'16")[Stanley]
  10. WHERE ANGELS DARE (3'22")[Stanley,Child,John 5]

LIVE TO WIN
Music Supervisor by Desmond Child
New Door Records(Universal Music)
Release: 2006.10/24nbsp;   RIAA:n/a
Kob's Recommended:★★★★★

[Notes]

以前より話があったポールのソロアルバム。
実のところ、KISSとしての活動がテンポよくあったので、ソロ活動については現在のKISSとしての活動が停滞しそうで、イマイチ気もそぞろという感じで傍観していた。
ある所から輸入盤もまだ入って来ない頃から全曲の音源を手に入れiPodで毎日聴いていたが、どうもそうした感情もあってかしっくり耳に馴染んで来なかった。
自分の周りの反応は?という事で聞かせてみた所、ジーンのソロとは比べ物にならない程の反応だった。
こういう身の回りの反応で目が覚めた・・・このアルバムはポールのアルバムなんだぞ、自分の一番好きなメンバーのソロアルバムなんだ。
それからアルバムに向き合ってみると、どれも実は耳に馴染んでいる事に気がついた。やっぱり自分の好きなアーチストなのだ。

晴れてアルバムも日本盤がリリースされ、対訳や解説が読みたいので迷わず日本盤を待って買ったのだが、解説の増田氏の言葉はまさに自分が感じたアルバムイメージが書いてあった。
(といっても、こういうイメージは誰もが気がついている万人の意見なのかもしれないが)
78年の前作の"Hold Me Touch Me"ようなバラードはないものの、ポールらしい力強さと優しさに満ち溢れた作品が並んでいる。
KISSの楽曲に似て近いのはどれというよりも、3分台の「曲の長さ感」があってどれもが近いように思える。
展開が昔から聴いているKISSの展開に近いので、意外性がない代わりに安心して聴いていられるのかもしれない・・・そこがポールらしさたる所以かもしれないし、その作風に慣れ親しんでいる自分がここにいるのだ。聴いていて良くないはずがないのだ。

アルバムを発売と同時にポールはツアーに出た。
10/21のアトランタを皮切りに、11/15のラスヴェガス迄の17公演。こちらからしてみればこれだけでプラチナ公演(そんな表現はないか)なのに、演奏された曲目を見てもビックリな内容だった。
オープニングを飾るのは当然の"Live To Win"に始まり、何と"Hide Your Heart"をやったかと思えば続けざまに"A Million To One"だ。KISSでのライヴでも演奏の多い曲も多かったが、間に前作に収録されていた"Move On"(この曲はKISSとしても演奏された事がある)、"Tonight You Belong To Me"、"Wouldn't You Like To Know Me"があって、ラストは"Goodbye"で終演、どれだけ豪華なセットリストなんだ・・・。
本作からはタイトルチューンの"Live To Win"は勿論の事だが、以外に少なく"Bullet Proof"、"Every Time I See You Around"に"Lift"の4曲だけに留まった。
("Magic Touch"もやってくれている事に感涙)
合間にKISSのベストヒットがちりばめられ、KISSのライヴに食傷気味なファンでも泣いて喜ぶようなセットリストだったのだ。
このセットリストのまま日本に来てくれないかなと思うことしきり・・・。

きっと多くのKISSファンはこのアルバムをKISSのニューアルバム並みに歓迎する事でしょう。


[More infomation]

リヴ・トゥ・ウィン
  1. リヴ・トゥ・ウィン
  2. リフト
  3. ウェイク・アップ・スクリーミング
  4. エヴリタイム・アイ・シー・ユー・アラウンド
  5. ブレットプルーフ
  6. オール・アバウト・ユー
  7. セカンド・トゥ・ナン
  8. イッツ・ノット・ミー
  9. ラヴィング・ユー・ウィズアウト・ユー
  10. ホエア・エンジェルズ・デア

Players:
Paul Stanley(Lead vocals, background vocals, guitar, percussion)
Victor Indrizzo(Drums on all tracks)
Corky James(Guitars on all tracks; Bass on 1, 3, 6, 8, & 10)
Brad Fernquist(Guitars on 6, 8; Guitar solo on 1, 3-4, & 6-9)
John 5(Guitars on 10; Guitar solo on 5 & 10)
Tommy Denander(Guitars on 3)
Andreas Carlsson(Guitars on 5; Additional background vocals on 5)
Bruce Kulick(Bass on 4, 7, 9)
Sean Hurley(Bass on 2, 5, & 10)
David Campbell(Strings orchestration on 4, 7, & 9)
Harry Sommerdahl(Keyboards, Programming on 1-3, 5-7, & 10)
Russ Irwin(Piano, Keyboards on 4; Keyboards on 8)
Zac Rae(Piano on 5)
Greg Kurstin(Piano on 7, 9)
Brian Steckler(Keyboards on 9)
C.C. White(Additional background vocals on 5 & 10)
John Shanks(Additional background vocals on 10)

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