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70年代に手にして狂喜しながら読んでたKISS関連の本の数々
KISS大百科('77) KISS大百科事典
シンコーミュージック:MUSIC LIFE5月号臨時増刊
まずは何はなくともコレでしょう!!
当時情報を得る為手にしていたのは「MUSIC LIFE」って方が多かったかと思います。
その特集号は数々のアーチストのものが発刊されましたが、この「キッス大百科事典」は当時の僕にとって特別な位置にいる特集号でした。
この表紙のブートも出まわるなど知名度の高い増刊号で、メンバー直筆のメッセージやインタビューが掲載されており、宝物的な・・バイブルであります。
京都でのオフショットやピーターが出向いたパールの工場でのショットやらが目白押し。
オフステージショットが多いのも「知られざるKISS」を見せてもらえて本当に感激したものです。
キッス!キッス!キッス!('78) キッス!キッス!キッス!
シンコーミュージック:MUSIC LIFE5月号臨時増刊
78年の来日後「また出るかな?」と思っていたらやっぱり出た(笑)本。
収録内容は前年の「KISS大百科事典」のパワーほどではないのだが、面白い企画が「なぁんちゃって版これがキッスの正体だ?!」と題された素顔のメンバーの顔を有名人に例えて紹介するページ・・。
とても安易な企画なのだがなかなか的を得ていて当時想像するしかなかった素顔を見た人間側がイメージを上げているという意味ではとても興味深かったし、納得する部分の多いものだった。
ちなみにジーンは「ロニー・ジェイムス・ディオ」、エースは「ミック・ラルフス」、ポールは「エリオット・グルード」、ピーターは「Mr.まねき猫(置物だ・・)」という按配。
ピーターはともかく他の3人はなかなかいいトコをついてると思うのだが・・。
他に「架空、これがキッスのソロアルバムの全貌!!」っていうのもあるが、「架空」って言いきっているだけあってかなり適当な想像記事ではある・・。
KISS日本急襲号('77) KISS日本急襲号
音楽専科:創刊10周年記念/音楽専科増刊
表紙の富士山とのコラージュしかりなかなか手の込んだ作りの本っぽいのだが・・巻頭を飾る大阪公演のページが8ページとちょっとしょぼい
ただグレコのMRシリーズを弾く姿が見られるなどなかなか興味深い写真ではあるのだ・・。
「KISS大追跡」なる来日に対しての裏話的なマンガ(苦笑)、MASA ITOによる特別インタビューと共同記者会見の模様はなかなか興味をそそる内容ではある。
ライヴレポートは前述MASA ITOが大阪厚生年金での模様をモノクロのステージショットと共に伝えてある。
巻末にはお粗末ながら「切りぬいてカードとして使ってね」的なステージショットを使った名場面集がある。
この本は当時の友人が必要部分を切りぬいて残った部分をくれたので2冊持ってたりする・・普通切るか??(^_^;;
無傷なページだってあるんであげるなんて勿体ないのにさ・・貰ってラッキーだけど・・・(^_^)
ヤングロックKISS来襲号('77) KISS来襲号
スターランド:ヤングロックVol.3
アーチスト特集号の中でエアロ、クィーン、ベイシティ・ローラーズらと一緒に載ってる本。
しかし、殆どがKISSで内容の濃いお徳な本である。
注目すべきは巻頭見開きの最初のページはブート "MAMA WEER ALL CRAZEE NOW/LIVE IN JAPAN'77"の裏ジャケで使用されてる武道館のステージショット。
ジャケではジーンのカットの部分を曲目表に組替えて使用するなどされている。
「メイクもロックの表現方法」と題された記事には元祖はミックジャガーとした上でアリス・クーパー、ルー・リード、Tレックス、デビッド・ボウイ、ニューヨーク・ドールズを上げ、このドールズを真似た初期のKISSと書かれている。
「キッスのメイクは単にこけおどしでなく、コスチュームやステージアクト、シンプルなロックンロールサウンドと総合的に計算されている」とあるのは今でもうなずけることである、見るトコはちゃんと押さえているという印象を受ける記事ではある。
ステージショットなど結構写真も盛りだくさんでお買い得な内容であるし、上記3冊がA4サイズであるのに対し、B4版の大きさを持つ本誌はボリューム感がある。( パンフレットと同形)
ロックスターVol.1('78) ロックスターVol.1
音楽専科:音楽専科緊急増刊
これも上のヤングロックと同種の本
巻頭特集はチープトリックとKISSで2分されておりコンパクトに78年来日をまとめている。
その中でもステージオフを紹介した部分はなかなか興味深く、特に素顔で銀座を歩くポールの遠景ショットやその行動をレポートした記事にはため息が出るほどだった。
エアロの記事では「カルフォルニアジャム」の模様があげられピークに達した彼らの演奏を絶賛している。
他にクワイエット・ライオットのグラフ記事もあり、元気なランディ・ローズの姿も見られる。
キッス本としての内容は薄いのだが記事に特筆するものがあり、当時既にポールのソロアルバムのデモ4曲を聞かせてもらったとか、ジーンが極秘に日本でスタジオ入りして録音して帰ったなど興味深い記事はある。
巻末はエアロのカルフォルニアジャムでのステージショット。
キッスコミック日本語版('77) キッスコミック日本語版<
スターランド:ヤングロック増刊
当時ミュージックライフの懸賞でキッスコミックの原版を手に入れたのだが、いかんせん内容が掴めず苦労していた。
そこに日本語版の発刊ですぐに手に入れたモノである。
作りも本家のソレとは違ってちゃんと製本してあり、紙質も厚めのものなので読んでいて不安はない・・(笑)
表紙には "Printed in Real KISS blood." とそのまま残っており、「おいおい、これには入ってないだろが・・・」と突っ込みを入れたのはお約束だ・・(^_^;;
後の "KISS MY ASS" で銀河に飛ばされる4人のカットでエースの発した言葉「あぁ、やりすぎたかな」というのはそう思えば印象的な言葉ではある・・。
この後彼らはライヴ活動を休止、ベスト盤発表、ソロアルバムを出しバンドの危機をしのぐという行動に出るが、ラヴガン・ツアーでピークであったのは明らかな印象を受けてしまう。
あ、日本語訳としてはちゃんと書いてあるので難なく楽しめます・・・ストーリーはともかく・・
キッスコミック('77) キッスコミック
MERVEL COMICS
ミュージックライフの懸賞でキッスコミックの原版を手に入れたモノ。
下の洋書もそうですが、本当にアメリカのこういう類の本の紙質はよくないです・・・
表紙は折り目に沿って切れてしまいました・・・。
コミックの内容は上の日本版で確認したという事で割愛するが、CREEMの広告や"KISS HEADLINES ALL OVER THE WORLD"という見開きのページには世界の雑誌、新聞に載ったKISSの写真が広げられ、その中に "MUSIC LIFE 1976.6"が見てとれる。
こういうところで出会う我々日本の音楽雑誌には感動する。
KISSとしては多分もっとも全盛の頃だけにKISSを取り巻く周り全体的に「イケイケ・ムード」のような気がする。
人形、各種のキャラクタとなってコミック、果てには映画まで・・。
ロックスターとしてスタジオレコード、ステージでその真価を発揮して欲しいとも思っていたのだが・・。
CREEM SPECIAL EDITION:KISS CREEM:KISS
CREEM
当時入っていたファンクラブで申し込んだ洋書。
"KISS'77"っていうステージショットはラヴガン・ツアーのメンバーの寄り写真で、4人ともかっこいいショットが使用されている。
内容もKISSTORYなど盛りだくさんなのだが、前編英語なので(当たり前だが)何となくでしか把握出来ていない。
一部の記事はファンクラブの会報の中でも紹介されているのでわかるのだが・・。
"DESTROYS ANAHEIM PART 2"のジャケでも使用されたビル屋上でのオフショットを始め細かなカットを見るとなかなか珍しいものがあるので楽しめると思います。
当時の値段で1000円位はしたので元は取らなきゃって感じでしょうか・・・(^_^;;
紙質が駄目なんでしばらくすると表紙も切れてしまうのでしょうね・・・(T-T)
TEEN STAR Special Issue:KISS TEEN STAR Special Issue : KISS
TEEN STAR
これも当時入っていたファンクラブで申し込んだ洋書(ポスターブック)。
3つ折で約A4サイズのモノを広げるとA1大になる・・。
ポスターとしてはA2サイズのモノが2枚といったところか・・・。
向こうのものは紙質が悪く折り目がそのまま切れ目になりそうで広げるときれいに切れてしまいそうになっている(苦笑)。
内容も何もさっぱりわからない代物。
個人的にはエースのモモまである足長ブーツのショットが珍しいかな・・といった感じ。
「んなもん買うな!」と言われる諸兄もいるかもしれませんが、KISS特集号はなかなか日本ではないもので目にすると買ってしまったのが現実です。
こんなものでも当時送料込みで700円くらいしてるんじゃないかな・・。
キッスストーリー 地獄の全貌・キッスストーリー
日音:東芝EMI
ファンクラブの会長であった青柳つとむ氏が翻訳したヒストリーもの。
この本によって初めて判った詳細も多いものである。
キッス誕生から"ALIVE!"で成功を納めるまでの苦悩の日々が赤裸々に明かされ現在の華やかさとうってかわった裏舞台のすさまじさを読むことが出来る。
さらにディスコグラフィーでは1曲ずつにコメントが添えられ「さすが!会長!Ven君!!」といったトコである。
KISSTORYという巻末の年表はブートの音源に合わせてみるなどなかなか資料として格好のもので嬉しい限りである。
ちなみに本作は原本であるペーパーバックは買っていない・・・・・読めるハズもないのだからして・・・

キッスベスト1 キッス・ベスト1
リットーミュージック:東芝EMIミュージック
エース・フレーリー&ポール・スタンレー、ギター・テクニックとサブタイトルのついたギタータブ譜。
シリーズの1冊目で収録曲が12曲
Detroit Rock City/I Want you/C'mon And Love Me/Shock Me/Hard Luck Woman/Calling Dr.Love/All American Man/Cold Gin/God Of Thunder/Nothin' To Lose/Strutter/Got To Choose
それぞれにプレイングアドバイスとサウンドメイキングなる解説付き。
結構重宝した1冊。

キッスベスト2 キッス・ベスト2
リットーミュージック:東芝EMIミュージック
エース・フレーリー&ポール・スタンレー、ギター・テクニックとサブタイトルのついたギタータブ譜。
シリーズの2冊目で収録曲がコレも12曲
Rocket Ride/I Stole Your Love/Flaming Youth/Love Gun/Makin' Love/shout It Out Loud/Black Diamond/Christine Sixteen/Deuce/Rock and Roll All Nite/Firehouse/Let Me Go Rock'n'Roll
今よく見ると演奏解説には初代KISSファンクラブ会長の青柳つとむ氏(Ven君)が参加されている。

キッスベスト3 キッス・ベスト3
リットーミュージック:東芝EMIミュージック
エース・フレーリー&ポール・スタンレー、ギター・テクニックとサブタイトルのついたギタータブ譜のシリーズ3つ目。
最初にお断り(?)が書かれてて「このベスト3の前半は既に発売しているベスト1、2と同次元の、そしてそれらに続く内容を持っているものではない・・・・このベスト3はヒット曲の陰に隠れてしまった名曲を・・」とある・・。
なかなかいい観点である・・さすがである・・。
で、収録曲は・・・。
Anything For My Baby/Let Me Know/Goin' Blind/Room Service/Sweet Pain/Larger Than Life/I Was Made For Lovin' You/Sure Know Something/Charisma/Hard Timesの10曲
巻末にディスコグラフィを"Dynasty"まで掲載・・・監修は青柳つとむ氏である・・うう、感涙。

今では洋書も手に入り易くなり海外通販でも手に入れられて便利になったものですが、当時はなかなかそうもいかず身の回りのキッカケなくして手にする事が出来なかったです。
それはやはり自由に出来るお金も少なかった訳で・・・・・・・・・
そんな中から出来る限り工面して作ったお金で買っていました・・・。
今は来日記念本が出るほどではないですが、最近ではシンコーミュージックから「KISS・不滅のロック伝説」や洋書「KISS YEARS」やらが出版されており触手が動くことしきりといった所ですねぇ・・(^_^;;

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