IN JAPAN
KISS LIVE IN JAPAN
    1978 ALIVE II JAPAN TOUR

 Schedule

3/28 東京 日本武道館
3/29 東京 日本武道館
3/31 東京 日本武道館
4/ 1 東京 日本武道館
4/ 2 東京 日本武道館

 Member

Gene Simmons
Paul Stanley
Ace Frehley
Peter Criss

 Set List

I Stole Your Love
King Of The Night Time World
Ladies Room
Firehouse
Love Gun
Let Me Go, Rock And Roll
Makin' Love
Christine Sixteen
Shock Me
I Want You
Calling Dr. Love
Shout It Out Loud
God Of Thunder
Rock And Roll All Nite
-----Encore-----
Detroit Rock City
Beth
Black Diamond

チケット

Flyer
 in JAPAN 1978

新たなコスチュームで再来日!!

アルバム"LOVE GUN"を発表、そのステージを収めたライヴアルバム"ALIVE II"も好調な彼らが新たなコスチュームで再び日本に来た。
"ALIVE!"のイメージではなく、今度は身近になった彼らと"ALIVEII"により現実味が出来てきた時期で、既に皆ノックダウン状態だった訳だ。
しかし今回は追加公演(4/2)を含め全て東京で日本武道館のみであったので、地方のファンの多くは涙を飲んだことだろう。

3/24にKISS来日、この時来日は極秘でメンバーは素顔のまま降り立った、それでも空港にはファンがいてマスクをしてKISSの面々はそこを抜けホテルに・・・。
25日にはビクターのスタジオにて軽くリハーサルを行った。
続く26日もビクターのスタジオでリハだったが、ジーンだけは自らのソロアルバムの製作の為スタジオに篭ったようだ。
27日はサウンドチェック、28日にいよいよ初日を迎える。オープニングアクトは前年と同じくBOW WOWだった。(前の噂でコンディション・グリーンという話も当時聞いた覚えがあるが・・)

"ALIVE II"の中ジャケで見せた燃え盛る炎という迄にはいかないが、高く詰まれたアンプ群の前で燃え立つファイヤートーチは武道館のスタンドでも顔が熱くなるほどのものだった。
オープニングから今度は階段を使わずアンプ上からエレベータで降りてくるという趣向で始まり、ドラム台は昨年のそれよりもネコの玉座?部分だけさらに高く上がり、ジーン、ポール、エースはクレーンで客席にせり出しステージはヒートアップしていた。[ステージ'78紙ふぶき]
今回は連日のステージという事もあり、同じようなスケジュールで追加公演の4/2まで滞在ジーンだけ先に帰国、翌3日にポール、エースはそれぞれの場所に向かい、ピーターだけはリディアと共に4日にバンコク〜バリに向かったようだ。

この日本公演を機にKISSはライヴ活動を休止するという事を発表していた。
この頃の雑誌では「大掛かりな機材の為、ツアーが困難」的な話を載せていた、一方各メンバーのソロアルバム発表の話も報じていたのだが、裏事情はかなり緊迫していた感じである。
急激にスターダムに登りつめたものの宿命か・・メンバーの団結はここに来て緩んできてしまってもいるようだった。
ドラッグ、あるこーるに溺れるのも無理はない部分もあるのかもしれない、しかしその辺の部分でバンドとしてまとまっていく術が見つからなかった。
エゴや自信・・・そういったものがKISSというカテゴリの中で収まりがつかなくなり、バンド崩壊の危機でもあったワケだ。
そのハケ口がこのソロアルバム発表とバンドの休息にある。

結果・・・どうなったか・・・.
ソロアルバムはバンドの人気に押されてそれぞれが売れた、中でもエースのアルバムが売れたというこれはエース自身にかなりの追い風になったであろう。
ベストアルバム"Double Platinum"の発売、ソロアルバムと来て久々にスタジオアルバム"DYNASTY"が出るが、バンド色の薄いどっちかというとソロアルバムに入らなかった各自の曲の寄せ集めのような印象を受ける。
ドラッグ、アルコール、名声に溺れたあとピーター、エースはKISSを離れることになる。
Music Lifeより特集本が今回も・・・[Music LifeKISS!KISS!KISS!]が発行された。


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