□ HARD LUCK WOMAN [1976] |
アルバム"Rock And Roll Over"のプロモ3作の1つ。 音源は擬似ライヴ風であるが客の姿は映されない・・・・というか他の2作と同じクリップのショットでしょ・・・。 怪しいネコ像?のズームより始まりライヴ感を漂わせながら優しい旋律が流れだす・・・。 そのメロディーを弾く指先を見つめると黒のマニキュア・・・それも4本の手が交差している・・・何だ?? ヴォーカルは意外にもドラマーのピーターでハードなイメージを持つ彼らのアルバム構成では、中にキラリと一閃の輝きを持つバラードの配置。 前作 "Destroyer"で"Beth"を歌い全米のAOR系ラジオ局を中心に、この奇抜なコスチューム、ステージングを誇るメイク集団を一気にメジャーに押し上げたピーターの歌うバラード。 来日記念盤であった本作は爆発的ヒットを記録しラジオ、テレビを問わずよくかかっていた。 しかし、この美しいメロディをバックにグリーンのライトに浮かび上がるジーンはベロベロとここだけ見ると違うヘヴィな曲を連想しかねないアクションをしているのが笑える。 エンディングにつれギタリストの謎?が解き明かされるのだが、なんとダブルネックギターをポールとエースが重なり合って弾くというアイディア!! ちなみにポールが6弦側、エースが12弦側を弾いている。 一人でメロディを12弦で弾いてリフなどを6弦で弾くという使い方(Jimmy Pageの"Stairway to Heaven"などね)が一般的なんだろうけど、結構インパクトのある使い方だと思う。 最近録画したクリップでは音源が"DOUBLE PLATINUM"のものに差し替えられていた。 |