□ RISE TO IT [1989] |
これは凄いぞー!! 何しろ擬似メイク・ド・KISS復活ときたもんだ・・・。 ベスト盤への趣向だとは思うけどこの時期('89)に来てメイクなKISSが見られたのは、貴重以外の何者でもないって感じ。 顔の具合(!)もあるけれど、ポールとジーンがいつものバック・ステージで話してる姿から始まる。 当然、過去の話なんで画面には「BACK STAGE 1975」なんて白々しいタイトルが付けられてたりする。 「メイクを外したって俺らは俺らさ・・」「メイクを取るなんて考えられない」みたいな会話の後、実際の現在のノーメイクなステージに場を移して始まる。 残念ながら背後からちょっとだけ映る残りの2人のメンバーは顔を出さずだ・・・。 ここで、エースやピーターでも出ようものならば、もっと話題性があったのかもしれないな。 現在のKISSである"RISE TO IT"ではいとも楽しそうにシャウトするポールとジーンがいる。 ブルースも馴染んで自分のプレイをしているようだ。 ・ ・ ・ 再び、舞台はメイクを終えいよいよステージに向かうポールとジーンの楽屋へ・・・。 すっかり昔に戻ってしまった彼等がそこにいて、オリジナルは誰も超えられないなーと心底思った。 リユニオンがオリジナルメンバーで行なわれた意義が判るクリップである。 メイク(仮面)が同じであっても中身が違うだけで意識も異なるんだと思う、そういうバンドなんだ・・・KISS。 |