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ぼーっと考えていて時折思い出すことがある。 インターネットがまだこんなに身近ではなかった頃の話。 自分にとっては95年の頃だったと思うんだけれど、身の周りでも「インターネット」や「プロバイダ」って言葉が出回り出した頃だなぁ。
まだ光なんて夢のような話で、モデムでちょろちょろ繋いでいるような時代。 そのモデムでさえ9,600b/sで繋いでいたんで、1MBちょっとのファイルを落とすのに、そりゃもう大変な思いをしてたっけ。
プロバイダに加入するって言ってもまだ個人でPCを持っていなかったんで、広告が表示される事で接続料が無料になるって寸法のシステムで、「HotCafe」ってのがあった、それがネットの始まり。 会社のPCにモデムを繋ぎこの接続ツールを落とすのが先にも書いたように一苦労。 無事落とせて会員登録してようやくネットの入り口に立ったわけだ。
その頃はもっぱら海外のKISSサイトやニュースグループにハマっていた。 ニュースグループって今でもあるのか知らないけれど、いろいろなカテゴリの会議室みたいなものがあって、そこで色々な議論やらやってる・・・Niftyのフォーラムや今で言う2chみたいなもんだろうか・・・(Niftyと2chを同軸で語っている訳ではないので・・・(^_^;;;)
メールの使い方やネット上での言葉遣いはこの「ニュースグループ」で学んだと言っても過言ではない。 いろいろバツの悪い思いもしてきたし、恥もかいた・・・顔も素性も知られてはいないものの、そこでの失敗は本当に恥ずかしいって思いがあったんで、リアルな部分と割り切らず普段の行動でも注意を払うようになった。
メーラーもMicrosoftのMS Internet Mail と Newsは評判が悪く、文字化けするっていうんで煙たがれていた時代。 まだUnixって言葉が高尚な感じで聞こえていた頃で、そういう「専門家」達にコケにされながら言葉お遊びを覚えていったっけ。
あれからどれだけ成長したかなんて判りもしないが、あの頃が非常に懐かしく思える時がある。 そのHotCafeとアスキーインターネットフリーウェイ(AIF)のお陰で、様々な友人が出来た事も含み考えるとネットというツールも感慨深いものだなぁと今更ながらに思う。
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