1987.6.29/30/7.1- STRAIGHT LIFE Tour - | |
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バンド解散後ソロツアー開始いきなり武道館3Days・・・・無謀だ・・・。 確かに満員御礼じゃなかったです・・・しかし、3連続で通ったのですが・・いやぁ・・変わっちゃったです。 アルバム「ストレート・ライフ」はジャケ以外は素晴らしいモノでしたので、ライヴも期待してたしバンドのメンバーも物凄いメンツが集まっていました。 特に北島健二のギターにゃ注目していたんでこの武道館は楽しみだったんです。 でも何で "You Realy Got Me" なんだろう??、でメドレーで「野獣」だもの・・・。 「冷血」はライティングがショボくなってしまってちょっと「甲斐バンドはいないんだ」っていうのを実感してしまったっていうか・・・寂しかったですね。 前年のジャパンエイドでの演奏も良かったのですけど(特に2日目)、甲斐バンドでないという事を見を持って確認したっていうかね・・。 しかし、「ラヴ・マイナス・ゼロ」を1年ぶりに聞いてアリーナで泣いたのは何を隠そう僕です。 「ハートをROCK」はしばらく定番になってしまいましたね・・・・サングラスはテレ隠しだったのであろうか?? |
1987.12.9/10- IN BUDOKAN 1987 - | |
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同じ "Project-K" でのライヴ。既に年末武道館をも恒例にしたのか?と思える2日連続公演。 でも、バンド時代と違って寂しいねぇ・・・甲斐バンド時代の歌も意識してか歌わないし・・・結構ジレンマ感じていましたが・・この頃は。 でも解散してまだ1年ちょいなんですよね・・無理ですわな。 |
1988.12.28- TRANCE EXPRESS TOUR '88 - | |
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今は無きMZA(エムザ)有明でのライヴ。(セットリストは曲順不明です) そばに居たおばちゃんの黄色い歓声?以外は無茶苦茶良かったライヴでした・・・・(^_^;;。 現にかみさんはこの日の「翼あるもの」がたいそう気に入ってます。(TVKかで放送したんです、でビデオ見るたびに・・) 「100万$ナイト」もひさしぶりだったので脳天直撃でした。ミラーボールが美しかったねぇ・・。 で、この頃の「25時」をやるようになって・・ステージで甲斐が逃亡者の様に演技してるのがなかなか良かった。 |
1989.3.5- TRANCE EXPRESS TOUR '88 - | |
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初めてソニック・シティまで足を運んで見たライヴです、しかし見過ぎでどのライヴ見ても代わり映えしないという環境にもあった時期ですね。 やっぱり見過ぎちゃいけませんね・・・思い入れちゅうか・・・「この日しか見れない」みたいな感じで行った方が緊迫します。 客席と音響が良かったという印象が残ったステージでした・・・わはははは。 |
1989.6.2- TOKYO SPECIAL 5DAYS - | |
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汐留でのテントシアター?PITでのライヴ。 印象的だったのは「100万$ナイト」でのミラーボール!!なんと客席真ん中から回り、光をちりばめながらステージに動いていったのだった。圧巻 セットリストは先のソニックシティと1曲しか変わりなくオープニングで甲斐がモニターが聞こえないのか思いっきりはずしていたのが記憶に残っている。 |
1989.6.19- TOKYO SPECIAL 5DAYS - | |
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5Daysなのでしょうがないけれど・・セットリストも変わらず・・・・・・「WORD」がアンコールに入っただけ。 NHKで始めて見たライヴで案内のおねーちゃんに「客席での飲食は禁止されてます」と言われたのが妙に印象に残っています。 そういう印象でしかレビューを語れないというのも変な話ですが、セットリストの変化がない5Daysっていうのもつらいものがあったですね。 それも贅沢な話なんでしょうけど・・・ |
1989.6.26- TOKYO SPECIAL 5DAYS - | |
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ラストだったのでセットリストも変わってNHK−BSも収録しててなかなか良かったライヴでした。 この放送があるんでBSチューナーを買い揃えたのであった・・・ だって・・会社の上司に頼んだんだけどどう考えても忘れ去られてしまいそうだったんだもん。(^_^;; BSチューナーを買える様に背中を押してもらえたのは良かったすね・・。 ちなみにCDプレーヤーを買ったキッカケは「ポイズン80s」のお陰。 厚生年金も改装前で席がオンボロでした・・・ |
1989.12.15- RED SYMPATHY NIGHT - | |
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せっかくアリーナだったのに開演に間に合わなくて「氷のくちびる」聞き逃したライヴ。それが今でも悔しい。 やっぱり夕方にクルマで会社から武道館行こうってのが間違いなのね・・・反省。 ライヴでは「女達」とか初披露だったんじゃないかな・・・ |
1989.12.20- A.G. LIVE at The APORO - | |
Sorry!,Set List is Lost!! |
セットリストは忘れてしまいました。(^_^;; スタンディング初経験で整理番号51番って事もあって会場への到着が遅れたのですが、並ぶ列に番号を聞きながらどんどん前に・・・ 開場には間に合って無事整理番号順で入れて入ってびっくり程よく狭い!!迷わずステージ前に・・・ で、かぶりつきで甲斐を見れました。感動!! 客席からリクエストをするコーナーがありリクエストすると自分でギターを弾かなきゃならないっていう構成で、「きんぽうげ」で上がって行きたかったけれど爪も切っていなくて・・・ましてアコギじゃ押さえられんでしょ・・・手は挙げてはみたものの・・・残念す。 このステージは良かったです・・・しばらくはアコギスタイルが続くとは思いませんでしたけれど・・・ 「そばかすの天使」が良かったね・・・・ビデオも出ています。 |
1990.3.28- A.G.LIVE at The POWER STATION - | |
Sorry!,Set List is Lost!! | パワステ初体験!! 整理券番号が557番という途方もない番号でビール飲むしかないっしょ!!状態。 そういえば最近ビールないのかな??コインそのまま持ち帰ってるぞ・・ セットリストは忘れてます・・・・m(_ _)m |
1990.7.15- CONCERT TOUR ザ・エゴイスト1990 - | |
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ベイNK初体験・・こんなのばっかり・・・(^_^;; 「トランス・レディ」や「スウィート・・」とかいい曲が多かったですねぇ・・今セットリストを見ると・・。 バンドの歌とソロといい具合で混じっていていいですねぇ・・・しみじみ・・・。(^_^;; 「エゴイスト」ってアルバムだとどうしても「カオス」イメージが強いんですけど、ライヴノリの良い曲も多いですね。 |
1990.10.6- ダブル・ニシアチブ・A.G.Lives - | |
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今見るといい曲ばかりやってるなー・・・うーん。 「昨日のように」かぁ・・・圧巻は「悪いうわさ」だな・・・。バンドで聞いて見たかったなぁ・・。 ツアータイトルの様に前日は「Funk-Up Night」って事でファンクなアレンジになった甲斐の曲が披露されたのだけど、仕事の都合でA.Gライヴしか行けなかったのだった・・・。 でもファンクアップはビデオにもなったし、テイクちょい違いのBSでの放送もあったりでファンクな「マッスル」は見れたのであった・・(^_^;; この頃はちょっとA.Gライヴに食傷ぎみでしたー・・ |
1990.12.14 - SPECIAL GIG/インスタント・カーマ’90 | |
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ジョンレノンの "OH MY LOVE" に日本語歌詞をつけて歌いあげていた頃ですね。ドームでも歌ったんだからスゴイ事です。 再度ソロアルバム初期の歌がリストに復活してますが・・中途半端な内容だった様な印象があるなぁ・・違うかな・・・ 開演前に珍しくステージに幕が張ってあってカッコ良かったんですけどね・・確か・・ ステージの演出もソロで薄れている部分が多いんで嬉しかったです。 |
1994.12.17 - 21st anniversary special event Singer - |
1995.1.14 - 21st anniversary special event Singer -
Pamphlet
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この色の4曲はwith.一郎、松藤 |
三郷市民文化会館でオープニングライヴを見てしまっていたので武道館では結構冷静にいたつもりでしたが、ライヴ前に当日「甲斐バンド復活」のニュースが耳に届き心臓がバクバクいってたのを思い出します。 まして、今回の武道館はリクエストに答える形で行われるという事だったのでそっちの方も興味津々でした。 僕はファンクラブの方へ投票をしていて「マッスル」を入れました・・・。武道館前に張り出されたボードに「マッスル」が無かったのには愕然としてしまいました。(T_T) ボードには「甲斐よしひろOFFICIAL FAN CLUB BEAT VISION」「サンデーフォーク」「サウンドクリエーター」「オールナイトニッポン」「ディスクガレージ」の5系統のリクエスト結果が各20位まで掲示されましたが、「マッスル」はどこにもなかったです。 せっかくですから各リクエスト結果を載せておきます。 で、ライヴの内容ですが・・・・「よかったです」。(^_^) 前半は三郷とあまり相違ない構成でちょいがっかりしていましたが、いよいよゲストっていう所で大歓声!! 呼ばれて出てきてじゃじゃじゃじゃーん!!ん?しかし大森がいない・・・風邪だそうです。うーん、残念。 甲斐をはじめ松藤、一郎が並んでイスに座りテレながら?も甲斐がギグパッカーで弾いたイントロは「バス通り」だったのです。 「やっぱり!!」と満足しました。そして「ビューティフル・エネルギー」っす・・・もう泣いちゃいました・・。 でも甲斐が歌うんだもんなぁ・・・松藤に唄わせろってば・・・・(^_^;;。 「港からやってきた女」では黒澤フィルムスタジオでのシーンを思い出し、「きんぽうげ」ではもう感動の嵐!嵐!!でした。 「楽しい宴」はすぐに去り通常フォーマットのライヴに戻りましたが、この「宴」がずっと続けば・・と思っていたのは僕だけじゃなかったと思いました。 |
1995.5.31 - ROCUMENT-Guitar of Friends(ゲスト・田中裕千) - | |
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今回から始まった "ROCKUMENT:ロッキュメント"は毎回ゲストを呼び、テーマがあって今までにないライヴです。 4/27,28は鎌田ジョージ、5/30,31が田中裕千、6/29,30が土屋公平だったのですね。 蘭丸の6月も見たかったのですけれど・・迷わず裕千に決めました・・・。(迷ってるって・・) 久しぶりの KAI FIVE って感じですげーよかったです。で、裕千が下がってちょいテンションが低くなっちゃいました。 でも「火傷」はよかったよ。!! |
1995.11.21 - KAI SPECIAL LIVE "POWER STATION Convention" - | |
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ファンクラブ BEAT VISION のコンベンション・ライヴだった。 チケットも首から下げられるチェーン付きのラミネートされたバックステージパスみたいなの・・かっこいい。 長く待たされて参っていたら佐伯氏登場・・で、ドクターY氏も登場・・(甲斐ですよ・・・(^_^;;) 大して面白くないトークは続きましてやっとライヴ。とはいえこのコンベンションっていう状況でいうと普段見られない甲斐を見れたという意味では「面白くない」とか書いている割には楽しんでいたと思います。 「スマイル」が聞けたのは嬉しい事だと今更ながら思います。 また開催して欲しいと思っていてから結構久しくなってしまいました・・。 |
1996.2.29 - Welcome to the "GUTS FOR LOVE" Tour - | |
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「レディ・イヴ」がイケてるんでいいのですけども俄然甲斐バンドの曲がメインにセットされていて、なんだか再放送でも見ているかのような錯覚に陥っています。 もう「安奈」とか「漂泊者」は聞き飽きてしまっています・・・まして「HERO」も・・・。 決して嫌いな訳ではなくて甲斐バンドの「それ」は間違いなく胸にささった名曲なのですが、こうも期待を裏切られてニューアルバムのツアーなのにアルバムチューンをそう聞けないとなると怒りさえ覚えてしまいます。 すみません、あまり従順なファンではありません。 |
この間、一時甲斐バンド復活・・・いわゆる「BIG NIGHT」である。 |
1997.4.27-ROCKUMENT III/Female Night - | |
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毎年恒例になった "ROCKUMENT/ロッキュメント"である。 3年目になる今回のテーマは "Female Night〜母性" であった・・。 オープニングでいきなり甲斐がギター1本で歌い出した・・ライヴで初めて聞いた「8日目の朝」。 大感激しました・・、そしてテンポのいい「LOVE JACK」。KAI FIVEのかっこいい部分の出てる歌だ。 今夜は期待できるぞ!とばかり興奮してる最中始まったのは、なんと「NO1のバラード」だった。 唖然としながらも一緒に唄っていました・・・あぁ今夜は「当たりの日」。 「魔女」「マリー」「東京」ときて「ゆきずりの風」・・・涙、涙・だ・・・。 感動の嵐が吹き荒れる中、流れたイントロは・・「射程距離」・・・・・もう涙腺ぶっ壊れました! で、いよいよゲストの登場!!、ステージ上には何やらDJブースが・・・「EAST END」の文字が見える・・・・「ん!?男じゃん」。疑問なのである・・・。 しかし始まった途端その疑問は変な風に晴れた・・・・女装してる・・・お、女だ・・・、胸パットまで入れてるぞ・・おいおい。 甲斐までやってるじゃないか・・・・恥ずかしいならサングラスかけてまでやるなよ・・(^_^;; このメンツのコラボレーションで「I」が始まった。ラップ調にテイクが変わってパワフルになってる。 しかし・・甲斐がラップを唄うってのはなぁ・・予想だにしなかったなぁ・・・。 で、エンディングはMCにも名前があがった松藤選手を含めて「レイニー」が・・・。 松藤が唄うかと思いきや・・甲斐が・・・・これは松藤に唄わせてよ・・お願い。 しかし、コーラスの所でいよいよ松藤の独壇場!!と思いきや出だしを間違える松藤・・・(^_^;; この場面はBEAT VISION発行の限定ビデオの中にしっかり納まっているのであった、合掌。 |
1997.9.4-THE PARTNER TOUR 1997 - | |
Sorry Setlist Lost!!
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1997.10.10-THE PARTNER TOUR 1997 - | |
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今回のライヴの総評としては9月4日の赤坂BLITZではステージにかぶりつきで見れたにも関わらず、変わり映えのしないセットリストに辟易していました。 今回はいきなりマイクスタンドが並び「おいおい!”破れたハート”じゃんよぉ」とワクワクしてしまいました。 この曲を聞くとどうしてもエンディング・イメージが大きいのですがオープニングも有りだよな・・・花園もそうだったし・・と考えながら、キーボード氏のコーラスも良く「やはり良い歌だな」と実感しました。 ま、後は赤坂とあまり変わり栄えしないっていうのが本音です。わはははは・・・・・(^_^;; 「ダイナマイトが150屯」のアレンジはオリジナルが一番いいなぁと思ってしまいます。 現在のテイクはモタつくっていう感じがどうしてもぬぐいきれません、ま趣味の問題ですけど。 このパートナー・ツアーの見物はゲストにもあるのですが、10日は森雪之丞氏でした・・・ 「あの変な頭の・・」というイメージがあって「どうなるんだ??」というのが見る前の気持ちでしたが、曲が始まる前に「詩の朗読」という変わった演出でなかなか味のあるステージでした。 その後ギターを持ってバンドに加わり楽しいステージが展開されました。 で、甲斐バンド時代の曲オンパレードでしたが、アンコールで「レイン」が・・・ これはいいす!!どうしてもMZA有明でのライヴが思い出されるのですが、楽曲がものすごくいいですね。 で、この日一番嬉しかったのはエンディングにやった「ONE」でした。 ギターの音色が好きで心に響きました、実際は「Cry」をやって欲しかったのですが・・・・。 そろそろ甲斐バンドでの曲も入替えして、KAI FIVE時代の「ノーヴェンバー・レイン」とかもやって欲しいものです・・かなり切望します。 そしてアルバムのツアーなのだからアルバムの曲はもっとやって欲しいですねぇ・・・。 |
1998.4.18-ROCKUMENT IV - Homecoming - | |
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3月のロッキュメントの情報をすっかり忘れて何が飛び出るか期待しながら行きました。 オープニングは「四月の雪」!!うおーっKAI FIVE時代で好きな歌の上位にいる歌です、久しぶりの選曲に大感動!!。 「狂った夜」はもうぶっ飛びでした・・・かみさんは古いのを知らないのでポカンとしていましたが・・・。 甲斐バンド時代でもなかなか聞けない曲だよなぁ、としみじみ。 その後提供した曲をやるがあまり違和感なく聞けた、ただ「サンキュー」のアレンジはちょい変かなぁ・・・イントロが全然判らないもん で、ゲストの松尾清憲さん登場!!「ロージー」の頃のヘアースタイルしか記憶にないのでロン毛のスタイルに一瞬戸惑う・・・(^_^;; 甲斐とのデュエットで「愛しのロージー」だっ!!マージービート調のこの曲はTVCMで流れてすごく耳に残ったものでした。メロディがすごく心地よくとても嬉しい選曲でした。 そのまま「サタニック」に行きますがどうしても松藤選手の歌い方と比べて聞いてしまうので、違和感はあったですがいい曲は自然に耳に入ってきますね。 「松藤が乱入してこないうちに・・」で「レイニー・ドライヴ」になる。どうやらロッキュメントは「松藤いじめ」の基本土壌と位置付けているようだ。確かにいじめやすいタイプな気もする。(^_^;; 葛城哲哉への楽曲「ナイト・スウィート」ではヘビーなギターでROCKって感じの曲ですごく楽しめた。 エンディングで「CRY」になってやっと生で聞けて目には涙が溜まってしまった・・・うるうる。 アンコールに入って「カオス」が久々に歌われ改めて「いい歌」だなぁと実感する・・・以前に何度も聞かされた時には「暗すぎ」という感もあり重たい雰囲気になったものだが・・・・。 「MIDNIGHT」もやっと聞けた曲!!。また涙が・・・・昔付き合っていた頃の思い出がどんどん湧いてきたなぁ・・(無論、今のかみさんとのです) 「風が唄った日」もまさか、まさかの曲だったので頭の中アドレナリン噴きまくり・・・・ ホントのラストでは「ラヴ・マイナス・ゼロ」。松尾さんも参加して最後には「サンキュー・・」まで飛び出て・・まさにPARTY状態。 本音を言えばこの演出は「ちょっとなぁ」なんですけど・・・ね (実際は「サンキューパワステ、サンキューみんな、じゃあね」でしたけど、何もこの曲で言わないでもなぁ・・と) しかしこれだけ楽しませてもらえたライヴは久しぶりって感じだった。 ロッキュメントの特異性から本来は「びっくり箱」の様な何が出るか判らないってトコが魅力なんだけど、最近そういう「びっくり」が無くなっていたのですごく楽しめました。 パワステは無くなりますがロッキュメントは死なずといった事のようですのでまずは一安心。 来年のロッキュメントに期待します!! |
1998.12.25-1998 HolyNight I need your kiss - | |
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ライヴには行けなかったのでセットリストのみ掲載 |
1999.6.26- Zepp TOUR Highway 25 UP - | |
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考えてみれば「PARTNER TOUR」以来ツアー物もステージは久しぶりだった。 渋谷を一回スキップしただけでこんなに間隔が開いてしまう・・・何とかせいよ・・・ さて、かみさん共々期待して出かけたZepp東京。 初めての「ハコ」であったのでそっちの期待もあったんだけど、入ってみて「あぁ、こんな感じなのね・・・」レベルのものだった。 2列目で見れるというそれも席アリで・・・中継が入っていながらも10分程度ずれ込んで開演した。 オープニングは「ありゃまー」状態の「安奈」で・・・「あぁ、やっちまった」という感じ。 甲斐は噂では聞いてたものの髪の毛は金色?になびいて「うわっ!!キツー」で、異様に丈の長いジャケットを着てて「イマイチ」。 辛く悲しいオープニング・ナンバーから一転し「無法者」になり、やっぱり「バンド時代の歌のオンパレード?!」と半分思いながらも、一緒に歌っている自分がそこに居たです。 と言いながら今回は「25周年」っていうイベント・ツアーの色が濃いので甲斐バンドの曲が多くなろうが気にはしていない。 (アルバム・ツアーじゃキレますがね・・・(^_^;; ) インカムを使った演出など今までの甲斐の概念を打ち破った感のあるステージも興味深く、25周年を迎え新たなるスタートを切ろうとしている姿が見て伺える。 セットリストも通して聴いてみれば何気に歌ってしまう曲ばかりだが、ここ数年やってきた曲ばかりという感も否めないのは事実。 集大成のイベントと言ってしまえばそれまでだが一考の価値はあると思うのでこの世紀末のイベントでは意外な選曲を望みたいところだ。 甲斐バンド・ソロ・KAI FIVE・・・そして今とそれぞれに光輝いてきた楽曲を並べて欲しい。 このライヴの感想は単発で書いてみました・・・・よかったそっちも読んでみて下さいSpecial Live Report |
1999.11.13- Golden Thunder Review HIGHWAY 25 Standing in 飛天 - | |
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まずはセットリストです。 前回に引き続きレポートは別に書きましたのでそちらでご覧下さい。 書きながらも何だか薄っすらと涙出ちゃいました。 イベント恒例になったリクエストボードも合わせてご覧下さい。 |
2000.07.20- Solo Tour 2000:My Name is KAI[一人きりの甲斐よしひろ] - | |
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25周年を終え26年目の甲斐を見せる・・・。 初めての客の前で初めての曲をやるようなカンジ。 ------------------------------------------- 初めての場所で見るライヴは何だかうれしい。 その空間にどう歌声が響くか考えるのがうれしいのだ。 今回のステージも自分にとって初めての場・・・そしてステージは「甲斐がひとりきり」という特異というか、究極のステージとなった。 曲数から比べると2時間50分近くのステージは長い・・・合間のMCがちょうどかつてのアノ番組のような、空間になった。 甲斐はいつにも増して饒舌で笑いのポイントまで押さえたかのような、テンポの良いトークだった。(一郎のドラム・・・の話とか、大森さんの状態に対してのジョークは・・・ブラック入ってた様にも思えて大笑いは出来んちゅうか・・・(^_^;;) \10,000のチケット、ワンナイト、ヒトリキリ・・・・「おみや」付き・・・・ さて、オープニングから「ブライトン」でドカン!と我々に爆撃したんだけど、その反動でスタンディングポーズを取ったのは少数だった。 自分も立つでしょ・・・と思ってたものの周りの空気に圧倒されてそのままリズムをとりつつ席につく。 ここで思ったのは「座って聞き入るライヴであってもいいかな」って事。 無論スタンディングでがんがんいく人はいけばいいし、一人きりというゴージャスな「音」を座って受け止めるのもいいし・・・自分は後者を選んだ・・・立ちたくなったら立つさ。 |
アコギ1本でどんどん攻め立てる甲斐のギターは素晴らしかった。 ステージがどう進むかまだ読めないままテンポよく進んでいったが、MCにかかると時間が結構さかれて、迫力の歌からうってかわってトークショーばりの空間になった。 前半の圧巻は何と言っても「薔薇色の人生」だったろうと思う。(「東京の一夜」「噂」もよかったんだけど) アルバムテイクで歌われ何よりも松藤とのハーモニーは絶品であった。 しばらく「ひとり」ではなくなり、松藤のギターによる演奏がしばし続けられ、「against the wind」ではアンプラグド・テイストな仕上がりというアレンジになり、曲のよさを際立たせていた。 たぶん、小室嫌いな甲斐ファンでも違和感なく聞けるんじゃないかなぁ。(という期待も含めて・・・) 続くは新曲で「甘いkissをしようぜ」・・・KAI-modeで着メロ体験は済んでいたのだが、あのアッケラカンとした明るさはなくしっとりとしたラヴ・ソングだった。 今の甲斐バンドらしく長く歌われる歌になるんでは・・・・。 後半はどっちかというと残念・・と言ってしまおう・・・・正直な話。 アンコールに登りつめる迄の数曲というのは全体の流れでも重要な部分だと思っている・・・がしかし出てきた歌は・・・。 いや、実際のところ前迄のステージとは違う構成だとは思っている・・でも、歌い尽くしてきたバンドの歌よりも、まだ歌われていないアルバムの中の歌、ソロ、FIVEの歌になぜしないんだろう?? 迷っているのか??すべてがバンドの楽曲を・・・それも定番中の定番だけを待っている訳ではないんだよ。(たぶん) その中で「熱狂」「最後の夜汽車」が歌われた事は良かったし、エンディングで「CRY」を聞かされちゃったら泣くでしょ・・やっぱし。 でも、そこに繋ぐ曲はもういい加減にあの「定番」でなくてもいいでしょう・・・ホント。 ちなみに「風の中の火のように」で結局立ち上がって見てましたが、この曲のイメージが先に発売になった飛天ビデオのライナーノーツによって変わったところは否めない。 前はあんまり好きではなかったですが、今は歌詞を噛み締め自分も息子、家族に向けて歌ってしまう・・・そういうカンジになってきた。 甲斐も2番あたりで弦を切り(?)ギターを取り替えまた最初から・・・有言実行、プロに徹してくれて感動した。 久しぶりに電車で行ったライヴ、余韻を味わいながら帰路についた時は幸せなカンジでした。 | |
この他に恒例になってしまった詳細レポートがあります、あまり詳細じゃないかも・・・(^_^;; |
2000.12.29- 新世紀前夜 Special GIG "MY NAME IS KAI" -ENCORE- | |
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今回の東京は甲斐にとってリベンジじゃないかな、って思っていた。 上で書いた様に向かい来る甲斐に対し殆どのオーディエンスは完全に聞くというスタンスを取った。 後で色々語られたようにチケット代、周りの空気・・によるものが大きいとは思っていたが、大多数の空気は後者であったと思う。 誰もが落ち着いて座って聞こうと思った訳じゃないはず・・しかし、そういう空気は確かにあった。 そのリベンジ・・・勝手に書いちゃうけど、それがどう変わるか・・心配でもあり、興味深いと思ってライヴに挑んだ。 結果は?・・・・・・ 完全に甲斐の圧勝!オーディエンスも雰囲気最高なステージに仕上がった。 前回同様、甲斐は弦を切れる度に最初から歌を再開させていたが、「風の中の火のように」では見事ギター交換の間オーディエンスが補完した。 やり直さずそのまま我らの歌が生かされた・・・甲斐とオーディエンスとのコラボレートって思った、それが幸せだった。 |
セットリストは前回のステージとは大分入れ替えられ差別化されていた。 途中で甲斐よりMy name is KAIのステージを譜面、写真付きのライヴCD化の話があると発言があり、会場も盛り上がる。 「かりそめ」の演奏後、暗転した後にエンディングのやり直しをさくっと行い・・「もう一回試してるのか?」って思ったけど、差し替え用とは思ってなかった。 イントロのギターから素晴らしい出来だっただけにチャンスは大阪もあるとは思うが、この曲にかけてる甲斐の姿勢も伺えて嬉しかった。 この日の自分的なハイライトは「二色の灯」だった・・・。 ROCKUMENTで演奏されたハズだが、その日は行かなかったステージ・・・ 遠く記憶の演奏は80年の武道館、初めて甲斐バンドのステージを見た時にステージ前方で甲斐、大森、松藤の3人が並んで演奏されたあの曲。 すーっと記憶が甦り赤と青のライトにどこかの駅のイメージが浮かんでは消え、待っていた曲に20世紀末間に合ったって感じ。 |
2001.11.24- ROCKUMENT V "Covers of the Night | |
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パワステが無くなってその場を失ったかの様に止まってしまったRockumentだったが、実に3年7ヶ月ぶりに場所をSHIBUYA-AXに移しての開催となった。 今回は東京だけというケチなコトはしないで名古屋、大阪へと展開していっている。 Rockumentをやるハコの条件は何だ?と言われると甲斐本人でないと明確な答えは当然返って来ないのであろうけれど、パワステというあの空間だけが特別だったワケじゃなかったと思う。 それは単純にハコのキャパシティとか客との近さとか物理的な問題だけを指してのハナシなんだけれど・・・。 今回は場所をSHIBUYA-AXに移しての開催となり、ココはといえば甲斐バンドとしても実績のある場所でもある。 実にRockumentらしいゆったりとした空気が流れる中、若干の緊張を持って始まった・・・。 何しろ久しぶりなんだ・・・Rockument She's a Rainbow いつも甲斐の常なる活動とは別な展開を見せてくれる場であったこのRockumentは楽曲の持っている新しい息吹を感じさせたり、パワーを我々の目の前に差し出してくれていたのだ。 きっとこの夜もそうなるに違いない、と思わずに居られなかった。 |
今回のRockumentは今まであったハズのサブテーマ(?)が告知されていなかった・・いやラジオではそれは言っていたのだが、ライヴの告知をされた段ではそれが無かった。 若干の違和感を覚えながらも復活したRockumentに期待を掛けて今日を待ったワケだ・・・そして公表されたサブテーマは「Covers of the Night」・・・Stonesばりなネーミングに苦笑を感じつつそのCoversに意味する内容を待つ。 のっけからセルフカバー"OH MY LOVE"(まぁLennonの歌ではあるけれど、歌詞は甲斐だしね)、でエンディングはStingのカバーとでも言うか(先日のラジオでStingがBeatlesのカバーをLiveでやっていたのを紹介している)"red star"でそれを見事にやってみせた。 この展開部は素晴らしいよね・・さすがBeatles!!! 久しぶりに聞くこの曲の持っているパワーに改めて圧倒させられる。 "CRY"は蘭丸のギターでさらに切なさも加わり見事な展開になっていた。 今回の目玉と言うべきはかつて甲斐が出したカバーアルバム「翼あるもの」の演奏だった。 この中で"グッドナイト・ベイビー"は甲斐バンドでも初期のステージで演奏はされていたのだが、そんな時代を知らない自分にとって初めての体験である。 この人の声は人を惹きつける麻薬のような媚薬のような・・響きがあるんだな。 だから、カバーもセルフカバーも甲斐色がきっちりと色合いを醸し出す。 ラジオでも公言していた曲でもっとも楽しみにしていた曲は"そして僕は途方に暮れる"だったのだが、松藤の見事なギターにのって見事なカバーぶりを見せつけてくれた。 甲斐自身も「今日の幾つかあるヤマ」であったように丁寧に完璧にやっている様はプロを意識させられた。見事!! "マドモアゼル・ブルース"で意外な程の迫力で押されて一気に会場は大盛り上がり、エンディングは大感動の"冷たい愛情"・・・。 結局この日は一人で行ったのだけれど、幸せな気分でライヴの余韻を楽しみながら渋谷を後にしたのであった。 |
2002.08.27- Series of Dreams Vol.1 (1974-1979) | |
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ライヴとしては半年ぶりで、先の新星堂のトークイベントからは差ほど時期がズレていないせいか、結構楽しんで観る事が出来た。 精神的に言えば、「会社帰り」に行かねばならないという点と、今更ながらではあるがKOBOHOME繋がりでBEATNIKさん(名前ではない、あくまでも甲斐ファンの総称として・・・)と会うのが目的であるような日だった。 ライヴに賭ける期待・・・あるようで、ないようで・・・・実はそれが実感。 セットリストも躊躇なく公式のねたばれBBSを見ていたし、今回のツアーは今までの甲斐の年代記になるであろうという意味では、今までその時期折々に必要な曲を書きながら続けてきた甲斐バンドの黄金セットもツアータイトルの「Series of Dreams」に集約され、近年の自分のスタンスとしては、「そこまで年代記に念を押されえては受け取らずにはいられない」感覚に陥りしっかりとチケットを買ったわけである。 さて、スーツ姿のまま席につき、開演のそのときを待つ・・・・。 このところ甲斐は遅延が少ない・・・オトナになったのか。?? さて、今回のツアーの個人的な関心ごとは今までやらなかった、やりそうになかった甲斐バンドの曲がどれだけ演奏されるものか・・・。 そこに期待したいじゃないですか・・・バンドの歌は散々通常のセットリストに加わってきているんだもの。 |
ここは長い間「やってくれ!」と個人的に叫んでいる「黒い夏」(まだ残暑厳しい夏だ、やってもいいじゃん)、「二色の灯」(松藤と二人でやってくれ)は基本で、あとは「ガラスの動物園」「この夜にさよなら」のアルバムあたりを・・・。 がしかし・・・である。 今、ライヴを終えセットリストをまじまじと見て「あぁ、なるほど」とは思う。 基本的にこのVol.1はデビューから「安奈」までという・・・いいじゃないか、潔い。 でもね・・・でも言わせて下さい。(希望の曲が演らないというのは、個人的希望なんでおいといて・・・) 何で2002年の新曲が演奏されるの?それもアンコールにも1回。 リリース祈願のようでもあるし、リリースを知った上で1974年から1979年の間に現在の音を入れてしっくりいくのだろうか? いや、ダメです・・・・浮くよね、やっぱし。 でもそう言いつつも、「ポップコーン」や「翼」、「嵐の季節」になるような拳振り上げ曲に習って、チョキ出せアクションが甲斐から表現されてあえなく納得しつつ(自分もやってるし・・(^_^;;)ライヴを見守る。 今回のライヴは単純に楽しもうって思っているので、通常のアルバムツアー(もう何年やっていないんだ?)とかで言ったように「バンドの曲やってる場合じゃないでしょ」という考えは無く、もうホント単純にね・・楽しんでましたよ。 前振りが長いなー・・・さて、ここからがライヴの感想で(ホントかよ)・・・。 開演まで会場に流れているのはRockumentの音源でゲストとのコラボレーションの部分である(DVD-BOXのExtra Discだね)。 まぁこれはいいでしょう・・・で、いざ開演!!で流れたのはFIFA World CupのAnthemですよ・・・ん?とか感じつつも今年はこういう年だったよね・・って感じでいいか。 しかし、オープニングの「吟遊詩人」にイマイチ繋がり悪い・・・(^_^;;; もっとアップビートの曲持ってくるとかだとドシーン!と利いてくるような気もするのだが・・・ちょっと惜しい気がした。 続く「カーテン」でぶっ飛んだ!久しぶりでしょう・・・再始動甲斐バンドでもやってないでしょう・・・Funk Up以来?? この怪しく淫靡な歌といい具合に絡むつっちーのギターのカッコいいこと、唸ってしまった。 残念なのが自分自身の記憶の中でどうしてもエンディングの二本のギターが絡みながら登りつめる様なソロがね、演奏を目の当たりにしながら想像しちゃっているんですね。 そして当たり前のようにギターが一本しかなく、そこは甲斐バンドの焼き直しをするつもりはないのだろうが、そういう所を望んでしまっている自分にハッと我に返るシーンでした。 「メモリーグラス」「ダニーボーイ〜」にゃ感涙ものです、こういうのが期待されてる曲だよね、やっぱり・・それにも増して次に雑踏?のSEが流れてきて始まった「シネマクラブ」の演出には心打たれた。 天井から曇りガラスのようなスクリーンが降りてきてピアノの音に「もう〜おしまいさ、全ては手遅れ・・」だもの、心打たれるでしょう。この3連発はこのツアーで最も打撃食らったところかもしれない・・・。 「感触」で甲斐一人になりアコースティックテイストなステージへ・・・そうなると当然の如く松藤登場・・・もうパターンだね。 他でやってないみたいな話から始まった曲は「男と女のいる舗道」でなるほどそう来たか・・・ならば、その次はと期待を持って聞き入るが「東京の一夜」。 いやいいんです、この曲大好きですから。(この女性の視線での歌詞はいいよね、バンド時代のこういう視線の歌ってどれもいい) さてここで「黒い夏」でも「二色の灯」でもやってくれー!と心の中で叫んでいるんですが、あえなくツアーメンバーがぞろぞろと出てきて、始まるのは「裏切りの街角」。 ここからは甲斐バンドの黄金セット。でね・・・またふつふつと「カーテン」と同じ感情が沸いて出てくるんですよ。 「氷のくちびる」で大森がそのシルエットに居ないってね・・・。そこで目についたのが甲斐が持っているギター。 後で確認すると違うってのがわかるんだけど、ライヴの途中は「大森のKin-sanギターじゃないのか?」って思ってた。 大森さんの代わりじゃないけど彼をステージに立たせているのかなって勝手に思っちゃって、何ともジーンとしてみたり、背筋をゾゾゾ・・としてみたり、ドキドキしてみたり・・・何だか歌とは別なところで勝手に盛り上ってしまいました。 (帰宅後にBIG NIGHTの写真集で見ると違うモノだってのは判ったんだけどね・・・残念(fホールがある、ボリュームコントロールのポッドは3つ?スイッチが上下2箇所ある?ボディシェイプはよりレスポールっぽいか・・・etc)) ステージは「翼」で最骨頂で「アウトロー」をここに持って来れない故か「HERO」でまずは締める。 「HERO」は曲間でギューン!っていうアレンジでなく(やってなくもないんだけど)、ダダダダ・・ってオリジナルに忠実なアレンジ。 これには大賛成、だって今までの「HERO」って何だか気恥ずかしい感じのアレンジなんだもんな。 演るならオリジナルに忠実なアレンジがこの曲には必要なんじゃないかなって思う。それはアンプラで歌うようになってずっと感じていた違和感だったのかもしれない。なによりも今回の演奏は嬉しかった。 アンコールは「マドモアゼル・ブルース」で幕を開ける・・・これは「違うんじゃないかな」って思いつつ、同じ時代で発表したものだから、OKなんだろなと一曲損した感じもありつつ、次の曲を待った。(Rockument でもういいでしょという感じ)。 「ちんぴら」は嬉しい大好きだから・・・さぁ、次は??と思ったら引っ込んでしまった・・・(^_^;; 二度目のアンコールは「安奈」です・・・松藤がいりゃこうなるんですね・・仕方ない。でも松藤のギターは本当に上手い!!これが松藤のギターなしだったら聴く耳持たないかもしれない。(もうそれだけ「安奈」は聞き飽きてきたんですよ) さぁ、もう怒涛のように締めてくれ!と期待して出てきたのは「牙/タスク」ですよ・・・パンパンに張り詰めてた気持ち(期待)が音を立てて抜けてくのが判るようなテンションダウンだった。 新曲ね・・うん、期待してますよ、売れて欲しいですよ・・・でも、このツアーの意味に反するんじゃないかな。 リリースされて欲しい、CMタイアップでファン以外の人の耳に馴染んで「これ誰が歌っているの?」といううねりが出来て欲しいよ・・・でも、ライヴでこれはないんじゃない。 あぁ、もうエンディングだろうな・・・ここは「100万$ナイト」か??と思ったら、「最後の夜汽車」・・・まぁ無難な選曲か・・。 個人的にはMy name is KAIの時のように「熱狂」の終わり方がヤングミュージックショーみたいで良かったんだけど。 この曲も大好きな曲だけに何とか幸せな気分になってこのステージを見終えることが出来た。 「マイジェネレーション」がというよりも「安奈」の発売日が境になっているのかな?微妙だな(同じ日でした)。 こうなるとVol.2では「三つ数えろ」「港からやってきた女」「100万$ナイト」「熱狂」・・・あぁ、書き出すとキリのないアルバムだコレ・・(^_^;; さらに期待しましょう・・・その前に10/13新宿の追加があります。 |
2002.10.13- Series of Dreams Vol.1 AGAIN[追加公演] |
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今回のツアー二度目の体験でセットリストのおさらいも重ねていたので新鮮味はないものの、「追加公演」そしてツアー最終という意味合いを考えて「何か」を求めて参戦。 蓋を開けてみてスペシャルは「ブラッディ・マリー」だけだったのかもしれないが、ソツなくまとまっていて良いライヴではあった。 ちょっと演奏に集中力がなかったような気がしたり、「牙」では本当に気が抜けちゃったりとか・・・言い出すとキリがない失望もないワケじゃないんだけど、やっぱり往年の甲斐バンドの名曲が出てくると体は前のめりになっていくのが判る。 それだけ甲斐バンドの歌が好きだったという事だし、求めていることなのかもしれない。 それを断ち切って欲しいという意識もあって新曲、アルバムの曲を・・・という思いがKAI FIVEからずっと続けてあったのだけど、今回はどっぷりと「甲斐バンド」に浸りたいという意識で望んでいったので、逆に「牙」が邪魔な存在になってしまっていた。 また、ステージを見ていて・・・んー確か「HERO」のところだったか・・「なぜこれを甲斐よしひろ名義でやってるんだろう?」という感覚。 当然Vol.3あたりに来る時代はソロなんだろうけど、この部分・・・少なくてもVol.2までは甲斐バンドだよな・・・甲斐バンドって存在しているリアルなバンドなんじゃないか? なぜ甲斐バンド自身でこの時代を振り返らないんだろうな・・・とかね。 それはBIG NIGHTの焼き直しなのかもしれないし、意味がないことかもしれない。 |
でも、AXの感想でも書いた通り、本来そこにいるべきメンバーが居なくて、あるハズのフレーズが聞けないというジレンマは辛い感じがした。 甲斐バンドは大森が出て来れない以上は存在しないバンドなのかもしれない(甲斐の意識の中で)。 今のツアーが今のままで全て素晴らしいという状況でも、キモチでもない。 それはやっぱり長く求めていたものが得られないもどかしさと、ガチガチの定番でもノレる度合いの多さに比例して上下する。 漫談のようになってしまった松藤登場のコーナーもこともあろうにこの新宿では立って注視するファンを座らせてしまう程のもので、次の一曲は立って前に前に(キモチがね)行きたいノリを殺してしまったような感じさえした。 事実、すわりの悪い感じがしていっその事立って聞かせてくれと思っていたので、ようやく次の瞬間にバラバラと立っていくファンの姿に安堵の気持ちになったのは、ここ数年・・いや初めての出来事だったようにも思う。 少なくてもココでライヴの流れが断ち切れてしまうのは、如何なものか・・・。 ラジオの公開放送ならいざ知らずなんだが・・・まぁ話は面白いけどね、その時間に一曲出来るんじゃないの・・という気持ちもある事をお忘れなく。 まぁ色々な思いも交錯したツアーだったが、8割・・いや9割は満足出来たライヴだったように自分の感覚を思う。 さて、Vol.2は美味しいところが満載なだけにセットリストは期待大である。 余談ながらアンコールの際に12/6(Fri)クラブチッタ川崎でのライヴが発表になった。 メンバーの都合がこの日しか空いていないらしい・・・そしてVol2の開始が来年春になるという事で、その時までこのメンバーで会えないのは寂しいって事かららしい・・・ キャパが狭いのでチケット争奪戦になるのかも・・・アンプラらしいが、行きますか?どうすっかな・・・・ (結局、この日でSOD Vol.1は終りと思い、チッタは不参加となりました) |
2003.05.25- Series of Dreams Vol.2 (1979-1986) | |
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今回のキーワードは「安奈からバンド解散まで」である。 ある意味甲斐バンドの熱く太い部分が詰まった時代でもある(勝手にそう思ってる)。 自分がアルバム発売日にレコード屋に走り、テープにダビングして車でずっと聞いてた・・・そんな記憶が多い時代なのだ、それだけ思い入れが強い「甲斐バンドリアルタイム時期」のセットリスト。 ふたを開けてみれば言ってみれば定番な曲がずらりと並んでいた。 オープニング前のSEはカッコよくいい具合に「三つ数えろ」に流れていく。 Big NIghtの時の何か弾けたような明るさはなく、オリジナルに近い仕上がりで自分の好みだった。 次いで出てきたギターのリフに狂喜せずにはいられない「ブライトン・ロック」。思えばBIG GIGのオープニングで甲斐が茶のスーツ姿で笑いながらそれでいて誇らしげに歌う姿を重ねて見る。 カッコいい歌だ・・・いつもより増して一緒に歌っている自分に気がついた。 「フェアリー」はやっぱり思いはPartyに飛んでいってしまう。ただあの武道館とはドラムなどのリズムセクションの厚さがもどかしいくらいに異なり、頭の中であの時のリズムを追いかけては現実の音に引き戻されるという繰り返しがこの曲では感じてしまった。 甲斐の「ライヴでもやったことの無い曲」と紹介されて出てきたのは、まさかの「暁の終列車」。 シングルでしかリリースされず、それでも独特のリズムと力強いビートが大好きだったので、この演奏は最高の贈り物になった。 他には松藤と一緒にやった「街灯」もライヴで聞くことの無かった、アルバム内の名曲であるし生で聞けることをすごく嬉しく思った。 |
「メガロポリス〜」でも松藤のギターの音色は響き渡り、しっとりと聞き入った。やっぱりこの二人のアンサンブルはすばらしい。 で、「安奈」。安奈からと言っていたので、この曲自体の登場はかまいはしないのだけれど、正直「聞き飽きた」というのが率直な意見。 ただアレンジが属に言う「レゲエ」バージョン(?)なので、その点聞き易かったとは言える。 つっちーがエレクトリック・シタールに持ち替えたので「となると、アレか?」とイントロを待っていたら、やっぱり!「地下室のメロディー」だった。 このアルバムからリアルタイムに買っていただけに、思い入れが相当深い自分にとってはテーマソングのようなものだ。 つっちーのシタール・プレイを存分に見入り、大満足しつつ曲の流れに身を任せていると「港からやってきた女」だ。 もう感涙。とは言うもののこの日の席はギターの音がさっぱり聞こえない。 全体的に乗り切れていないのは、このPAのセッティングによるところが大きいように思えた。 「ダイナマイト」ではJAH-RAHの叩き出すビートを追いかけ、その決めの所が心地よく自分もあんな風に叩けたら気持ちいいだろうなと思いをめぐらさせていた。 「冷血」は久しぶりの演奏なハズだ。 ソロ期は結構やっていたんだが、バンドの曲を捨てられないような様子が伺えて、当時はちょっと反感持って見ていたような気がする。 (演ってくれれば、それはそれでノリノリなんですけどね) 赤と青の血をイメージしているであろうライティングは絶妙で、欲を言わさせてもらえば客席を舐めるライトはもっとコントラストのはっきりしているライトだったらなぁと・・・(バリライト?) そして自分のこの日のハイライトは次の「破れたハートを売り物に」であった。 薄暗いステージにマイクスタンドが置かれていった・・「あぁ、やるんだな」と見えてしまうセッティングで判ってしまうのだが、そのイントロが流れメンバーが並んでマイクに進んでいく様を見た瞬間に、考えもしなかった涙が溢れ出した。 多分この時代のこの音に思いを馳せているのだろうか、戻れるならばこの時代に戻りたいと思っているのだろうか・・・心の底が叫んでいる本質は見えないが、兎に角涙腺が緩んでしまったのである。 自分もびっくりだったが一緒に歌っても声にならないくらいに・・・ひさしぶりの感動だったかもしれない。 この曲で一旦メンバーが引っ込み続くはアンコールセットになるのだが、この感動を蹴散らしてくれたのが「HERO」だった。 「え・・・またやるの??」という感じが否めない・・・ 気を取り直して「観覧車'82」・・・これもね、アレンジをさオリジナルの「観覧車」にしてみてはどうかと思うんだよね。どうせやるなら。 新鮮に聞こえるに違いないんだけどなぁ・・・と結構解散後も耳にしているこの曲に、もはやあまり強い思いも見出せぬまま、「レイニードライヴ」。 せっかく松藤がいるのだから松藤歌え!といつも思うが、甲斐バージョンで全編すすむ・・・当たり前だけどね。 そして噂には聞いてたエンディング「ラヴ・マイナス・ゼロ」・・・大好きな歌だ。 「俺から愛を引けば何も残らないんだ」と歌うこの曲は、ある時期の自分を支えてくれた歌だ。 そんな昔の事を思い出しながら耳を傾け見入っていたのだが、最後にアレをやられてしまった・・・「サンキュー、じゃあね」。 これは何に対してなんだろう・・・なぜこの言葉なんだろう・・・。 あの86年の想いが陳腐なもののように思えても仕方が無かった。 中にはあのPartyを体験していないファンには「疑似体験できてよかった」と思うフシがあってもおかしくはないが、あのコンサートの後しばらく腑抜けになってしまった位にダメージを食らってた自分としては聞きたくなかったフレーズだったのだ。 演出だとしても頂けないなぁと。あのアレンジであの間で何も言わずというわけにも行かず、であのフレーズというのも起こるべくして起きた事実なのかもしれないけれど、あのフレーズでなくても・・・しかし他のフレーズがあの間に埋まるかといえば、埋まるはずもないくらいぴったりのフレーズである事も確かなんだよな。 でも、今まで解散後にやったこの曲のエンディングはどうだったかと言うと、頭の中で「サンキュー、じゃあね」と自分で言ってたのかもしれない・・・そういう葛藤を覚えたエンディングだった。 それでも「HERO」「安奈」を除けば満足いったライヴだったように思える。 | |
2003.06.01- SURPRISE GIGS IN「松藤×甲斐」 | |
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そう、今日は整理番号順なのだ。整理番号は116/117まぁいい方だと思う・・・ステージ最前列でかぶりつきで見るという意識は実のところあまりない・・・アポロシアターやBLITZで思いがけなく直前で見ることが出来たりの記憶だけで幸せでいられるくらいなので席にはあまりこだわりがない。 (これがKISSだったりすると前へ前へって気持ちは強くなるんだろうけどね) 陸橋を越え階段を下りると通りがかりの人が多分人ごみを見て言ってるのだろう「何あれ?」「パチンコの列じゃない?」・・・あぁ、そう見えるのか・・(^_^;;; 確かに特別若い風でもないいっぱいの人がパチンコ屋に向かって群れている感じではある。 狭い路地での列はパチンコ屋の前から陸橋の階段上まで伸びようとしていて、丁度100番台を並ばせようとしていた頃だった。 買い物をしていた時にザーザー降っていた雨も今は上がり、どんよりした雲の切れ間から明るい陽が射している、そんな空模様。。雨が降った後で蒸し暑いそんな状況だった。 気がつくと目の前に甲斐のツアーのバンマスこと、坂井さんが普通に歩いている。係員から会場に入るあたりを聞いているようで、しばらくしたらビルに吸い込まれていった。 何ともいい感じの人である。(^_^) 開場時間になってちょっとづつではあるが、列が前に進んでいく。ビルの入り口前にはライヴをやっているんだという証明のように、立て看板(右の写真参照)が立っている。6〜8人ずつ位左右にあるエレベータで6階にある会場にピストン輸送をして会場入り。 ドリンク代を握り締め中に入るとエレベータホールでドリンクチケットに換え、階段を降りると目の前に広がったのは折りたたみイスが並んだ小ぢんまりしたホールだった。 当然前から席は埋まって行くが幸いにしてほぼ中央の席を確保出来た。かみさんにビールを引き換えに行ってもらい、自分はトイレへ・・席に戻ってみると一列前に進んでいた「席が空いてたから」だそうだ・・・ナイス!!。 開演は17:45でまず甲斐が左ちょい上のカーテンを割って出てきて、ちょっとした階段を降りてステージへ・・・。 前説のように軽くジョークを飛ばしながら、本日の主役松藤を向かい入れる。 イスに座り静かに始まったのは「かなしみがすきとおるまで」だった。ギター一本で松藤のよく通る声が綺麗なギターに相まって会場に響き渡った。 声はちょっと緊張気味には聞こえるものの「松藤がんばれ!」というまるで自分の子供の発表会を見つめる親の心境みたいな思い。 次は甲斐バンド時代のセレクションで「ダイヤル4を廻せ」だ。 「うまくやりなよ」は甲斐のポジションである、ナマで聞いたのは初めてだろうか?松藤のヴォーカルの合間にピリリと効いたスパイスのようなそんな好きな部分であるので、ゾクっとしてしまう瞬間だった。 ギターのイントロをアルバムの「きんぽうげ」風にアレンジした「一日の終り」が始まる、ここでも甲斐とのコーラスは絶妙なスタイルを見せ、皆を聞きこませている。 合間には甲斐のハープが入り良いバランスのまま曲は終わった。改めて曲/アレンジの良さを感じる、そんな一時だった。 ここで甲斐のMCが入りイントロでの遊び具合をバラし、「ダイヤル4」の番号は(422-203x)松藤夫人の実家の番号だったそうだ・・(無論、今は違う)。 他にタコ部屋の話、営業の話、甲斐のお母さんのデュランデュラン話等(なんじゃそりゃ)が続く・・・このテンションで流れを断ち切っていいのか?と心配しつつ、いつしか場はセイヤング風に変わっていった。 そんな話を終りギターがおもむろにかき鳴らされ始まったのは「汽笛の響き」だ。 これは「流民の歌」でしかライヴは聴いていないんじゃないかな、だから目の前に広がったこの時はものすごく嬉しかった。 松藤のファルセットなコーラスと甲斐の力強いヴォーカルが絶妙である。 また印象的なイントロで始まるのは「バランタインの日々」でツインヴォーカルを聞かせてくれる。考えてみるとこの曲は松藤が作詞・作曲(甲斐も連名ではある)になってて、歌詞もなるほど短い(^_^;; MCが入り、以前松藤のベストアルバムが出るハズだった事に触れ、今まで「Drumer's Days」と思っていたものが楽器の「ドラマー」と「ドラマ」を掛け合わせた意味であると明かされちょっと新鮮な驚きを感じる。 また甲斐が松藤の歌が好きなのは・・という話がDTBWBのベース新井さんの歌にも似た思いという話で語られ、アルバム松藤×甲斐は「良質なAOR」というのが裏キーワードであったと語った。 ここで甲斐のヴォーカルで「ユエの流れ」。今度リリース予定のある「翼あるもの2」を意識した選曲なのか、意外なセットリスト入りな曲だった。 後で聞いたところによると、かみさんはこの曲が印象に残ったようだった・・・(「翼あるもの」に収録) 前野さんがピアニカ(!)を持って登場(何とサングラス無し、初めて素顔見たかもしれない)で「サスライ」を演奏。 ピアニカのどこか懐かしい響きが曲にぴったりという和んだ空気が流れる。(この曲はずいぶん前から暖めていた曲で、今回ようやく陽の目を見たという話も聞けた) ちょっと長めMCの後、躊躇の空気が見え隠れしたまま始まった「ビューティフル・エネルギー」は敢え無く沈没。甲斐の止めで無事やり直しになってホッする一幕も・・・。2番は甲斐によるヴォーカル、静かなこの展開もまた良かったのである。 Next Coming Soon??? |
2003.06.22- Series of Dreams Vol.2 AGAIN[追加公演] | |
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2004.01.16- Series of Dreams Vol.3 (1987-2003) | |
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まさかとは思ったが「ハートをRock」が歌われた・・・松田聖子に提供した作品。 あのアルバム(ユートピア)は大好きなアルバムだっただけに、この曲への思いは強い、当然の事ながら一緒に歌いきれる曲でもあった・・・この曲の時はサングラスをしてて照れ隠しなのかなってよく思って見てたな・・・と思い出された。 ソロ開始からKAI FIVEと流れるものだと思っていたので、一気にソロ2期にスライドしまってちょっと拍子抜けな状態が続いた。曲は「渇いた街」「風吹く街角」この辺の歌を聞くと甲斐が街角というキーワードにある意味こだわりを持っているかのように思えたこと、例えば北方謙三の作品のように一貫したテーマの基盤がそこにあるかのようだ。 「逃れの街」や「荒野シリーズ」が好きな自分にとってはそんな思いも合わせながらかみ締めて聞いている。 時の流れはそこで寸断され「翼あるもの2」の披露の場となった。 これは正直言って曲を取り上げすぎである・・・「沖縄」は好きなビートでもあるし、そのアレンジが好きでもあったので生で聞けたのは喜ばしい事であった。 「満州娘」も文春の記事がなければちょっとな・・・と思えたかもしれない。「祭りばやし」は好きな曲なのでまぁ良しと・・・え・・まだ続くの??という感じ。 「濡れた砂」は前田さんと松藤との最小ユニットでの演奏でもあり、松藤の巧みなギターさばきが目に入りそのギターサウンドに酔いしれてはいたが、この曲が聞きたいわけじゃないのだった。 「途方に暮れる」はFMの番組でやってたカラオケネタから甲斐によく似合っている曲であると思っていたし、彼の声によくマッチしたものであるという事でオリジナルにあいまって甲斐版も良い出来ではある・・・しかし・・・このアルバムから5曲ですか・・・ちょっと残念。 区切ったスパンが長いだけにこの圧迫は他の曲を削り落とす要因になっているハズだから。 そして続いた曲でその焦燥感は頂点に達した・・・・「安奈」。 このシリーズで毎回手を変えアレンジを変えやっているのであろうと思う・・・でも、ちょっと・・ね。 もうコメントすまい。 会場には「ぶぉーん」というSEが流れ始まったのは「激愛」であった。 あぁこれはKAI FIVEのラストシングルになってしまった曲だ・・・こうした曲を聴いてて初めて気が付いた・・・「自分はKAI FIVEが好きだったんだ」と。 今まで甲斐よしひろの通過点としてのユニット活動と割り切って考えていた気持ちはあったながら、こうして通しで聞いて自然に歌えていてそれ以上に聞きたいという気持ちにさせてくれるのはKAI FIVEであったのだ。 「激愛」はそのことに気がつかせてくれた・・・・高らかに「おーぉ」と叫ぶ自分が居た、気持ちよかった。 その流れは続く「幻惑」でも同じだった・・・気が付いて横の年配の女性ファンを見ると動きが止まっている・・・無理はないかもしれない。KAI FIVEは完全にROCKしていたから。 自分のノリは「絶対・愛」で頂点へ・・・・この頃のライヴは本当に良かったなぁ・・と思いをあの頃の厚生年金会館に移してかみ締める。 KAI FIVEにとっては崩壊寸前だった頃なのだが・・・極みというものはそういう時期に起こるものだと思う・・・だからこそ名曲が多いのだ。 ステージ上のライトが落ちナンだか象徴的にライトがついた、あ・・多分・・・予想どおり「風の中の火のように」。 一時期のこの曲も食傷気味で聴きたくない時期もあった、それはメディアに乗ってヒットしたものにすがり付いているかのように見えたからだったと思う。 純粋にこの曲は良いし、あのドラマと重ね合わせて良かったとも思える・・・KAI FIVEとしてこの曲が残った事に喜びを感じればよいのだろう。 「レイン」が終わり一旦甲斐はステージを去った。 この曲は一番ソロのライヴに通った時期もあったし、ステージでも印象的なラストを飾る曲でもあったのですごく懐かしい思いにさせてくれる曲だ。 イントロのキーボードの音でタイムスリップをしているのだ・・・そんな余韻を引きづりつつ、アンコールを待つ。 アンコールに応え始まったイントロに驚愕し出てくる甲斐を見る・・・青いTシャツに皮パンツ・・・ミックジャガーのようだ。 曲は「HERO」・・・・もう手拍子も一緒に歌う気もなかった・・・・もう自分も周りに合わせないで感じたままで居ればいいだろうって気になった。 さっきのノリとは違い微動だにしない自分を周りが見たらどう思うのだろうか?全盛期を知らない最近のファンとでも映るんだろうか・・・まぁどうでもいい、HEROは聞き飽きた。 そんな状態だったので「ラヴ・ジャック」のイントロになったら俄然体は反応を示した。もうノリノリだった・・・この変動・・・自分でもびっくりである。 出来ればラストはあの曲を・・・・。 ここで締めたのは「イエローキャブ」だった。 ベースの音が大きくてドラムの締まりが無く残念であったが、あのストレートライフツアーの時のようなリズムセクションで聞けたならどれだけ良かっただろう。 まぁ無理なハナシだけど。 ステージの背景のライトは街中を走るクルマの流れのように、黄色いライトが点々と移動してピンライトが左右に時折振られる。 至福のひと時。 2度目のアンコールでは予測もしていなかった「ミッドナイト・プラス・ワン」。 あのイントレランスのイメージソングともなった曲で、歌詞の絶妙さに当時感激したものだが、しっとりと歌い上げてあの頃行ったライヴでもっとも良かったMZA有明のステージを思い出していた。 寒い日に並んで見たあの日のステージはこんなにも強烈に頭に残っているのだという事が自分の宝物であるのは間違いない。 最後の曲になってしまった、果たして「あの曲」はやってくれるのだろうか・・・という思いはあるがここにきたら多分こっちだろう・・・その思いは的中し「嵐の明日」が始まった。 あのドラマで幼い子供と別れた母との再会のシーンで流れた曲・・・あのシーンだけでノックアウトされたし、ジーンとくる歌詞と曲にあの頃を思い出さずに居られない。 静かに曲は終わり、Vol.3の終わりをも告げた。 このVol.3は自分にとって期待通りのものだったのか?満足したライヴだったのか?答えは半々となってしまったようだ。 でもライヴ全体を通して良し悪しを決めるようなつもりは毛頭なかった。断片ででも良かったと思えれば、良かったと思えるあの時代にタイムスリップ出来ただけでも良かったと思えるのではないだろうか。 「ノーヴェンバーレイン」が「四月の雪」が「CRY」が・・・聞けなくて寂しい曲はいくらでもあった。 それでもこれはこれで良いのだろう・・・しかしAGAINは行かない。 それが実は答えなのかもしれない。 夢の連なり・・・ジ・エンド。 皆さんに投票頂いたSOD Vol.3の演奏希望リストはこちらです。(1/17締め切り) 参加どうもありがとうございました。 |
2004.11.6- PARTY30 | |
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あの時あの場所で・・・・ 自分の気持ちを慰め勇気づけてくれた曲、いつもなら「あの曲も、そうそうFIVEの曲も・・・」と思うんだけど、やっぱりイベントという割り切りがあるのか定番が続いても逆に特別なもののように聞こえて、セットリスト一つ一つに「またかよ」という印象を受けなかった。 思えばあの「安奈」「HERO」でさえ・・だ。 中盤でのゲストコーナーで新たな息吹を吹き込まれた名曲がいいカンフル剤になっているようだった。 邦楽のトリビュートなんてこそばゆい感じがしていたが、こうして聞いて見ると案外いいものかもしれない。 その消化の仕方、表現の仕方・・・玉手箱の様で何が飛び出るのか判らず、普通に歌っている方がつまらないような感じさえした。 大友の歌う歌はまさに「大友節」で苦笑いが浮かんでしまったもんだが、その他は色々な琴線鳴らし続けてくれた。 一番気に入ったのは意外にもm.c.A.Tのファンキーな「裏切りの街角」だったかな。 純朴な歌謡曲っぽい下手すると演歌っぽいこの曲を、あの様な展開にしてしまうとはなぁ・・・びっくりだった。 イントロ部とエンディング部がまったく違うアレンジで裏切りの街角の一片すらも感じさせないが、あれはあれでOKだなって。 大黒摩季はナンだか冴えない風貌で出てきて「HERO」をやったんだけど、キーが高くて甲斐とうまくコラボ出来ない感じ。この辺はもうさらっと聞き流していました。 DA PAMPによる「風の中の火のように」も曲調がまったく違うので、よく歌詞を追わないと、何の曲か判らなくなるかも・・・それでもこうした冒険あってこそのトリビュートなんでしょうね。 今迄のステージでは考えられなかったダンスを交えたステージは楽しかったです。 一曲づつコメントするのは詳細レポートに任せるとして、印象に残った「破れたハートを売り物に」なんぞの話を・・・・。 マイクスタンドがセッティングされて「あぁ始まるな」と予感させた上で始まるイントロなんだけど、なんかズレてしまっているような感じがして違和感を覚えたイントロ〜だった。 見てるこっちが焦って(そんなでもなかったのかもしれないけど)違和感を消し去るまでしばらく時間がかかりました。 ここに一郎が居ればなぁ・・・大森さんの代わりにギターでもマイクスタンドの前に立ってたら泣いてしまったかも。そんなおセンチな演出なんか微塵も感じさせず、いつもと同じスタイルでやってくれてるのがいいのかもしれない。 それにしてもこの曲は聴いてているもジーンとしてしまうなぁ。。俺の愛はお前のものだから・・・。 一旦引っ込んでアンコール一曲目は「ブライトン・ロック」!!。もうBIG GIGですな。 こうしたキーになる曲が目の前に出てくると不思議とライヴの映像がフラッシュバックしてきます。この時もそう・・・甲斐が茶色のスーツで飛び出してくる新宿ビル群のど真ん中でのライヴシーン。 パーカションとビートを刻むベースの音が相まって、凄まじかったよなぁ。(観に行ってないんだけど) 「ラヴ・マイナス・ゼロ」も歌詞が。。。もう良い!!エンディングに何て言うのかが興味もあり、寒くないか心配だったんだけど「サンキュー、じゃあね」じゃなかったのが何よりだった。 あのフレーズはやっぱり86年のPARTYだけのものであって欲しい。なんていうのか、そんな気がしてならない。 2度目のアンコールで甲斐のソロによる「テレフォン・ノイローゼ」・・・もうPARTYになっちゃってるな。 微妙な歌いまわしが違うのが良くって、PARTYのコピーじゃちょっとなぁ・・って気がしていたので、そのギターの音と甲斐の声に痺れさせてもらいました。 そしてみんなぞろぞろと出てきて「あぁもう終わりか」となれば皆で歌うであろう「HERO」になってしまった。 なんだか普通だなぁ・・と思ってたら、観客がざわめいている・・・ステージを見ると一郎が立っていた。 もう感涙である・・・そうかその為のHEROか・・・(そうじゃないか)ゲストがそれぞれ順番に歌いながらの演出も30周年ならでは・・こうした幕切れもイベントっぽくって・・まぁいいか。 終わり・・・いや終わらなかった。 ダレも楽器を置こうとしていない・・・アレをやってくれ・・・見せてくれ。 始まったピアノの曲は自分の思いの曲なのか、そうでないのかいまひとつアレンジが判らなかった。 次の音が「あの音ならば・・・・」。 「100万$ナイト」だった・・・思いが叶った瞬間だった。これだけでいい、もう今日は全てがこの曲だけの為にあったとしても構わない。 久しぶりに聞く、武道館でのこの曲に一言一句聞き漏らさぬかのようにステージに集中していた。 ラスト近く、「この後でミラーボールが・・・」と思った瞬間、武道館全体に光の放射が始まった・・・何もかも思いのままだった。 残念なことに1階スタンドの後方で2階から下がっている掲示板の影になって、ミラーボール自体が見えていなかった。 すぐ脇が階段だったので体をズラし、かがんでステージとミラーボールを存分に堪能して最後を見取った。 光を浴びながら叫ぶ甲斐を見て、バックで一郎のギターが泣いていた。 大森さんのギターがそこには居た、松藤に抱えられて・・・・甲斐バンドがそこには居た。 全てが終わって外に出たら天上にも届きそうな勢いでミラーボールが周っていた。最高のプレゼントだった。 おめでとう30周年。ありがとう甲斐、そして甲斐バンド。 詳細レポートに曲ごとの感想など書くことにします。 | |
2005.09.30- Classic Kai | |
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原曲通りのストリングスアレンジで始まった「かりそめのスウィング」だったが、ここでもこうしたアンサンブルが気持ちよく・・・もう聞いて気持ち良いのだ。 なんだか良質のクラシック・コンサートに来たような感じで、妙に聞き入ってしまう自分がいた。 「甘いKISSをしようぜ」ほう・・・懐かしい感じさえするな、もう。 前野さんのキーボードから出てくる音が、何ていうんだろう凄く良いのと合間に入るストリングスの調べが見事で、こういう企画でこそ生かせる曲構成だと思った。欲を言えばもうちょっとアコギの音を抑えても良かったのにと思う程。 時々入るMCがどうにも聞き取り難くて、はっきり言っている事も判らず退屈な時間となった。 こういったライヴの時、MCが非常に長い気がするのはバンド時代からを比べてしまうからだろうか・・・。 「安奈」なんだか石川鷹彦が書いたオリジナルスコアが松藤の所で見つかっただとか言って始まった。 オリジナルスコア通りに演奏すると言っても、実の所あまりサプライズを感じられず、何だかいつものパターンになってきたかな?と思い始めた時間だった。 ちょっとの静けさの中から始まった「LADY」だったが、オリジナルのギターソロに特徴があるだけに個人的にはこじんまりした印象を受けてしまう。 でも、後ろにチェロ、ビオラ、バイオリンがあるだけでこんなにも音の広がりが出るんだなって思って、生楽器の素晴らしさを改めて実感していた。 そのギターソロの部分はバイオリンで流暢に奏でられており、これはこれでアリなんだなぁ、と思う反面にガンっ!と体に響くエレキサウンドを求めてしまうのも事実・・・それでもこれはやっぱり大森さんのギターでしか成し得ないものだよな、と結局しんみり。 続けて出てきたイントロは「裏切りの街角」。甲斐のハープに合わせ静かに松藤のギターが奏でられ、アクセントにチェロが加わるという感じ。 ストリングス以外のアレンジに大きな変化はなかったが、曲の良さと演奏スタイルがすごくしっとりと聞き入ってしまうという印象だ、うまくかみ合っていると言える。 松藤のちょっと強めのギターで始まる「花・太陽・雨」は松藤x甲斐によるもの。大好きなスタイルだ。 始めは松藤のボーカルによるもので甲斐と歌い分け、コーラスもきっちりハマっている。もうステージにギターに釘付けである。 こんな時のバックに使われるアコーディオンがいいアクセントになっていい感じでる。 ちょっと久しぶりな感じに聞こえる「イエロー・キャブ」はこんなシチュエーションで聞ける曲とは思ってもいなかったが、静かにかき鳴らす(表現が下手だ)メロディーに語る様に甲斐が歌声を乗せる、エレクトリックなライヴではシンセなどでアクセントが入るのだが、今回はそうした部分はストリングスの音色になっている。 それぞれの弓さばきがまるで魔法の様に、気持ちの良い音を響かせている。後半の転調の所が圧巻であった(すげぇなぁ・・・と見てて思ったよ) さてさらに圧巻だったのはコレ「風が唄った日」。 甲斐の「陽炎に街がゆらぐ〜」とギター一本で始まるこの歌、今回のシチューエーションにバッチリハマっている楽曲だと思えた。 圧倒的な迫力とバックについたストリングスの奏でるメロディーは、アルバムの生での再現という感じ。 ただ甲斐の声がかつての声となって出ていない点がちょっと気になった、この音域は現在の甲斐にはちょっと辛い部分があるように聞こえた。(「〜風が唄った日ーっ」の所) 甲斐の絞り出すような歌声にエンディングのギターのカッティングとストリングスの登りつめる様な演奏は、会場全体の拍手になって称えられた。 一気に会場の興奮も高まり席を立ちだす客も目立ち始めた。 そんな中で始まった「破れたハート〜」だったが、この曲もスタンディングスタイルで歌われるイメージが強く、どうしてもそうした思いの中で見入ってしまう事の多いものだ。なもので、牧歌的に聞こえなくもないこうしたスタイルの演奏は異質に見えたりしたり・・・いや、それでも一緒に歌っていたのは事実でよい歌はどんなスタイルでもよく聞こえてしまう典型かもしれない。 この演奏の中で面白いなと思ったのは、間奏のところで入るアクセントなんだけど、チェロの演奏者が弦を直接指で爪弾いて音を出していた。ほう、ああやるのか・・・とすごく新鮮に、いいものを見たように思ったのだった。 ヒートアップする会場、その勢いはそのままに「風の中の火のように」に引き継がれていく。 この歌はこんなにも市民権を持っていたのか?と思えるような周りの聴衆の反応を見てちょっとびっくりしていた。 その割にはKAI FIVEの存在があまり語られることが少ないよなぁ・・・リアルタイムだったなら、もっと良かったろうに。 さてこの後からちょっと正直言ってヒートダウンしてしまったのだが、「漂泊者」の始まり。 まぁ今日の初めの方のMCでClassicって言っても古い歌だけとかストリングスを・・・という意味ではないような事を言っていたので、過剰な期待は出来ないなと思っていたが、また「漂泊者」かぁ・・・という感じ。「安奈」は我慢したんだけど・・・ 演奏にあまり興味を持てなくなった自分の耳に飛び込んできたのは、テンポが合っていない裏拍子をとり続ける後方の手拍子だった・・・。 でも会場はどんどんヒートアップしている、この辺りのズレが今の自分の意識差なんだよな、と思える。 一旦ステージを降りアンコールに応え出てきた甲斐は「翼あるもの」を歌いだした。 続く「冷血」もアレンジはMy name is KAIの時と変わらない、ストリングスが入っている分音に厚みが増して間奏やアクセントに広がりはあるものの、それ以外特筆するものがなくちょっと残念。 この辺りはエレクトリックなオリジナルの世界に耳が慣れ好んでいる曲故の聞こえ方だと思う。 ここでストリングスメンバー、チェロ、ビオラ、2ndバイオリン、1stバイオリンそれぞれの紹介がされる。残念ながら声が聞き取り難く、どんな名前だったか失念・・・。 次に聞き覚えのあるギターのイントロから「レイニードライヴ」が始まった。 しかしこの二人のコーラスは絶妙だなと思いながら、静かに聞き入る。一番は甲斐・・・二番は松藤行けっ!って願うも、やっぱり甲斐。 この曲はどうしても松藤で聞きたいと思うのも、オリジナルの慣れ。 そう言えばPARTYの時は途中のパートだけ松藤がソロ取ったっけな・・・あのパターンか??と思ったけど、見事にハモっていた。(^_^;; やっぱりPARTYを思い出す曲のひとつだなぁとしんみり。 一旦ここで引っ込み、しばらくして再アンコールに応えてくれた。 静かに始まったのは「熱狂」 この歌は大好きだなー、ツアーバンドの事を見事に歌いきった歌、それは甲斐バンドそのものだ。 いつも思う事だけど「今夜の客は素敵だった・・・」って歌う所があるが、相変わらず「今夜のショーは素敵だった・・・」と歌っている。 それって「自画自賛」ですか!ってオリジナルで歌われない意味を嫌味っぽく思ったりもするが、何か意味があるのだろうな。 久しぶりに聞いた時が確かMy name is KAIのこの場所だったと思うんだけれど、あの時スタンディングポーズをなかなか取らない我々に半分苛立ちも感じさせる中で歌われた事で、「客」ではなく「ショー」と歌われる事になったのか・・・と勘ぐっていたりしたものだ。 あの印象が強いので今でもその感情を引きずってしまっていたりする自分もナンだか情けないものだ。 まぁそんな複雑な思いを曲を聴きながら思うのも無粋なので、松藤の見事なギターに聞き入りエンディングまでじっと耳を傾けた。 いい歌だなぁ。 もうここまできたらラストだろう・・・確か歌っていない歌が・・・ちょっとネタバレ見てしまったからなぁ。失敗した・・・。 「バス通り」・・・この感じはどうしてもSingerの武道館を思い出してしまう。あの時、大森さんが体調不良で結局大森さん抜きの甲斐バンドになったんだっけ・・・とか思いながら聞き入っていたら、どうやら甲斐のギターの弦が切れたようだ。 松藤がリズムを取ってテンションを落とさずキープしている中、ギターを交換し終えて改めて最初から歌い始めてくれた。 現代のシチュエーションにこんな通学風景ってないのかもしれないけれど、曲のイメージする風景がそれぞれ思い浮かんで懐かしいやら(こんな思い出もないのだけど)、寂しさを感じたり・・・青春って甘酸っぱい・・・なんて思いながら聞き惚れていた。 あぁ終わってしまった、もうちょっとこのスタイルで違う曲を聴いてみたいよなぁ。 大体、セットリストに大きな新鮮味がないのが、やっぱり寂しいんだよな。 「英雄と悪漢」「ガラスの動物園」「この夜にさよなら」の曲中心にやってくれたら卒倒してしまうかもしれないなぁ。 エレクトリックでガンガンなライヴをやるなら、KAI FIVEでやってくれたら面白いんだが・・・ 結局そんな趣味性の高いことを考えていると、どんなライヴも楽しめやしないけれど、21th、30thでひとくくりってやっているのだから、そういう「サーヴィス」があってもいいもんだがなぁ・・・。 こういう一個人の想いと甲斐の想いのベクトルが重なる事はないんだろうけどなぁ。聞きたいものだ。 このライヴ総括的に言えば「良質なライヴだった」と言える。 やっぱり生音が一番だね、ライヴ最高。 | |