Greco EG-600PR
細かなスペックは判らなくなってしまいましたが、1979年製のグレコ・エース・フレーリーモデルです。 型番で判る通り、当時EG800/EG600(PRって付いたような気がする・・)の2バージョンが販売されていて、EG800の方のトップは2ピースでEG600は3ピース。チューナー・ペグ、ブリッジ、テールピースなどはゴールド・パーツを使用していた。 1978年に同じEG800/EG600のラインナップで発売されていたEG600はアーチド・トップの中は空洞だったという話もある・・・。(ちなみに79年製のこのモデルは空洞ではない) さて、高校に入った後でバイトして貯めたお金で買たEG600だが、エース本人がクローム・パーツを使用しているのでチューナー・ペグ、ブリッジ、テールピースを交換したが、結構細かいトコに執着する性格が災いして、最初は無謀というか安易と言うべきか、プラモに使うモデルカラーのシルバーでネジ類の表面を塗ってた。結局はみすぼらしく見えてきたところで、もう一度塗装を剥がしてゴールドに戻しました。ただリアのピックアップだけは、当時モノのDimazioのSuper Distotionに交換してあります。(注:その後Gibson LesPaul Customを手に入れた後は、Gibsonに移植してこちらには新しいSuper Distotionを載せ替えています) 今思えば79年あたりのビンテージ・ピックアップという事になるのだと思いますが、確かにヘヴィなディストーション・サウンドを聞かせてくれています。 95年のKISS来日の余韻でまたギターを引っ張り出して弾くコトも多くなり、再度感化され今一度クローム・パーツにリファインしました。クロームのチューナー・ペグは当時のモノが見つかって交換出来たのですが、ブリッジとテールピースは友人の助言も得てコンパウンドで磨いてその上にクリアを吹くという手段に行き着きクローム?化を行いクリアを吹いてあります。 これで綺麗にピッカピカに仕上がり文句のないルックスになりました。 折角綺麗になってきたので、ピックガードを自作、ボディ裏にあった若気の至りでステッカーやペイントしていたのを綺麗にして、ボディの凹みや傷も補修して復活させてあげました。 ピックガードの方は以前何かで見たスタンダードのピックガードをミドル・ピックアップ部分をくりぬいた感じの形状で、この辺は友人の影響になります。こだわる方ってこういうもんだな、気持ちはとてもよく判る、似てるわ・・って思いました。 この頃のグレコはメーカーロゴ・インレイもGibson風で何となく気に入ってたし、ヘッド周りのデザインもホンモノに近くてよかったです。 アジャストロッド・カバーのプレートはもともとのは「CUSTAM」と縦に書いてあったものでしたが、リファインと同時にGibsonオリジナルのプレートに付け替えてあり、気分だけでもGibsonって感じです。 ヘッド脇、ボディ脇もサンバースト塗装がしてあって当時の写真で見るエースのギターはサンバーストではなく、チェリーレッドのベタ塗りだったように思えて、ヘッド脇だけは赤で塗っています。 全体的に見てトップの3ピース部分が惜しい感じはするのですが、長年傍にあったので愛着があって放す気にはなれません。 しいてやるとすれば、チェリーサンバーストからブラックへのリペイントですかね。 Gibsonのエースモデルを買ったので、チェリーサンバーストの3PUレスポールが2本になりました。 似たギターを2本も要らないし、もともと欲しかったブラックにしたいってのが・・・長年の思いでもあって・・・いずれ ※そう思っていましたが、ようやく2023年にリペイント作業まで終わらせ、晴れてEG600はブラックモデルに生まれ変わりました。 ご興味がある方はWorks側の記事をご覧ください。 |