Ibanez PS120BK
2015年KISSがまた来日するというニュースと共に、ポールがIbanezのPS10モデルに戻ってきたという話が舞い込んできていた。 市販モデルも出るのだろうが、どうも高くなってしまうだろうし、手にすることは出来ないと思っていた。 案の定、PS10と名のついたモデルは40万近い値段になっていそうで、とても道楽では買えない。 その下のモデルはPS120BKというモデルだったが、特徴的な部分が異なっていた。 まずペグがGROVERタイプのメタルノブを持ったもので、ブリッジもジブラルタルブリッジではなく、テールピースも似てはいるものの斜めにスリットが入った別なものだ。 もっと細かい部分で言えばナットはIbanez独特のブラスを使ったハーフ&ハーフではなく、普通のナットだしトラスロッドカバーにサインがあるものの、どうやらプリントっぽい。 ヘッドのバインディングはひと巻きでちょっと寂しい感じ。ネックはセットネックでバインディングの巻き込み部分がボディ部止まり、当然ネックの仕込み部分も異なる。 とはいえ、ディテールは結構PS10ライクで、ポジションマークもパールとコンビで21フレットのポジションマークには「PAUL STANLEY」と書かれている。 LTDには「PAUL STANLEY」とは書かれていないので、クロームパーツにクロームミラーでのこの仕様にちょっと心奪われていた。 それでも値段的にはちょっと買えそうもないかなと思っていた矢先、113,000円程度と友人のfacebookの書き込みで知り、オーダー受付の報を聞いてあっという間にオーダーを済ませてしまった。 ブリッジは諦めるとして、マシンヘッドのパーロイドのボタンはどうにかしたいものだった。けれど、どうやって手に入れればいいのか分からない。 オークションで探してみるとメタルノブの同形モデルが出品されていたが、どうしても気に食わず見逃し。 あれこれ手にした後の対応を模索しているうちに楽器店から入荷の知らせが入って、どうやらファーストロットで手に入った模様だった。 いざ手にして見ると、先の違いが目立つものの持ってみるとLTDより軽く取り回しが凄く楽なギターで、普段弾き用に買ったはずのトミーモデルはギターケースに入ってしまった・・・・ ダンカンPUは鳴りは申し分なく、とりあえずこのままで・・・。 トグルスイッチはとてもスイッチングが出来るような代物ではなく、カチカチとしっかり止まる感じ。電源スイッチじゃないんだから・・・・ スイッチ自体も何だか長く見えてカッコ悪い。 ちょっと嫌になってきたが、やっぱり自分のモノにしたいので、内部の酷い配線をやり替え、シールドをしっかり処置してノイズを極力排除する事にする。 チープなボリュームポッドを手持ちのポッドに換え、キャビティには銅テープを敷きこみすべてを結んでシールド効果を高めてみた。 これいままでどのギターにも施してきた処置。 ノイズヘルのような塗料タイプの処置はもともとされているが、それぞれをアースに落とすような処置まではしていないし、完全に塗れているわけでもない。 なもので、シールドボックス化するために(PU部分はオープンではあるけど)銅テープを貼りこみ、キャビティ間はアース線を半田付けしてコントロール側でブリッジアースと共通化している。 同時にコントロール部分のポッドやジャック関係も交換してしまう。 配線も単線を使っているので、シールド線にしてごちゃごちゃしている配線ルートも綺麗にやり直す。こういうのって実は音に関わってくる大事なことだと思う。 PUはトミーモデルからスーパーディストーションを移植するか悩んだが、ちょっとイメージが違うんだよな。ポールも実際はダンカンを使っているようだし、実際サウンド的には足りないという事でもないので、今はこのままでいこうと思う。 それよりも今LTDに付けているIbanezのV7/V8を移植するか、また出物見つけて改装したいくらい。 友人に教えてもらって買ったあの時、何だかお金無くって余分に買うような思いも生まれず、勿体ない事した。 LTDは元のPUに戻してしまおうかな・・・でも今のルックスは最高にカッコいいしな・・・悩みどころ。 結果的に友人のご協力を得てV7/V8に載せ替えしてしまいました。 やっぱりこのルックスが馴染むというか、しっくりきます。 で、弄りクセが出てしまって、結局かなりの改造に足を踏み込んでしまいました。 詳細はWORKSでお読みください。 |