Ibanez PSM10-BK miKro
このギターIbanez製のトイ・ギターで「miKro:マイクロ」シリーズでまさかのポールモデルがリリースされました。 普通のギターと同じ製造ラインで作っているというこのシリーズですが、断り書きがあったりします。 それは・・・・ ・レギュラー・スケールのギターよりも短いスケールのため、ピッキングの強弱、押弦の力加減による音への影響が大きい”トイ・ギター”です ・アーティストの名前を冠したモデルですが、美術品のような美しさを追求したギターではなく、気軽さと可愛らしさをお求めやすい価格に求める"トイ・ギター"です。 という事で、過度な期待をしちゃだめですよ!そういうギターじゃないんですよ!って楽器サイトに書いてあるんですよね。 実際、買ってから気が付いたってのもアレなんですが。 その顕著な状態がチューニングの甘さというか、弦巻がアホです。 チューニングが安定しないというか・・・もう超越バカです。 なもんで、これちょっと弾いた所でバラす事になってしまいます。 これを担いでスタジオに行く気はないのですが、正直軽くてルックスもそこそこでサウンドも悪くは無かったので「もしかして使えるかも」と一瞬でも思ってしまったのは認めます。 しかしこのチューニングの状態ではとても実用には向かないでしょう。 モデル的にPS10LTDと比べるのは酷なので、PS120と比べてみることにしました。 それでもこのPS120もそこそこPS10化しているので、見栄えもかなりの違いがあったりします。 ミニギターなのでサイズは言わずもがなですが、それ以外の大きな相違点は・・・ ・弦巻 ・テールピース ・ブリッジ ・ピックガードがボディ直付け! ・1V1T ・ポジションマークがパール一色 おぉ、どれを取っても何とかせなイカンパーツばかり。 しかしね・・・このトイギターの為にIbanezのパーロイドボタンの弦巻を買うのか?と思うとちょっと気持ちが揺らぎます。 ブリッジ、テールピースはもう余っていたりするので、出来ちゃうんですよ。ボディはポプラなので軽く掘れちゃいそうだし、無問題な訳です。 もうやるしかない、という事でパーツを集めと改造法想定に走ります。 弦巻は友人から1個売りで売ってるよと教えてもらったので、会社帰りに寄って買い揃えてきました。 ブリッジの土台になるサスティンブロックは無いので、以前買ったオクでポチりました・・・こいつはゴールドで表面になる部分がカーブしているので削って平面を出して表面は加工して見栄えを確保しましょう。 このヘッドにあるトラスロッドカバーはプリントながらポールのサインが入っているので、このまま使いますが薄っぺらで透明アクリルに反射シールを貼ったようなミラーで正直何とかしたいですが、サインを掘るのも無理だしやめときます。 今回、改造をするにしても「トイギター」である事を前提に考える事にします。 行きつくとこまで行くとアホらしくなるので、気持ちで許せる範囲まで深追いはしない、トイギターらしさを残す、をコンセプトとしておきます。 買ってすぐにバラしてしまったので、この写真が最後のオリジナル形状の写真になります。 良く見るとテールピース下のミラー飾りがズレて隙間が空いています・・・こういう雑な所がファンとしては許せないのですが、修正して良くなれば満足度が上がるので良い材料かもしれません。少々マゾが入っているのかもしれません。 前述の通りなぜ1ボリューム?なぜミラーが直付?、テールピース、ブリッジ、ピックアップがだせぇ・・・この写真だけで突っ込みどころ満載です。 まぁこれが見納め、ピックアップやピックガードのビニールも剥がさないままお蔵入りです。 さて、色々弄り倒してどこまで寄せるか・・・ 改造の結果はWORKに掲載予定です。 |