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| ● 牙/タスク-[Oct.10.2002] | |
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待望のシングル発売である。 思えば「甘いkiss〜」からかれこれ丸2年以上経っているのだな・・・としみじみ。 甲斐バンドのアルバムからも1年以上・・・ソロ名義となると5年ぶりのオリジナル曲となる。 これって実はびっくりですね、そんなに開いてたんだなーという実感。なぜそれ程間が開いていないと思えるかというと、オムニバスものやライヴものがこれでもか！ってリリースされてましたものね。 さて、新曲である。 既にセイヤングなどでもヘビーローテーション？でかかるようになっているし、ライヴでも歌われているのでファンにはお馴染みではあるが、CM曲としてオンエアされながらも「甲斐よしひろ」のクレジットは無く、「牙/タスク」としか表示されないんでこれが甲斐バンドの甲斐よしひろの作品であるというアピールは無い。 ただ、CMなどで火がつく場合、その作者云々じゃなく音楽や歌詞で頭に残りCM起用企業の広報やらに問合せていくのだろうし、クレジットが表示されるかされないかは大した影響ではないのだろう。 果たしてCMでこの曲を知りCDを求める人がどれだけいるのだろう？いや、曲が悪いからとか歌がどうとか言うつもりは毛頭ない・・・純粋にそう思っただけ。 曲調は明るくアップビートでノリもいい。甲斐らしいといえば甲斐らしいが、もっと落ち着いた曲調のものを聞きたいと思ったりもする。 そう近年では「PARTNER」に収録されていた「CRY」などの雰囲気。 2002年のSeries of Dreams TOURで演奏される甲斐バンド時代の珠玉の名作を歌詞をなぞりながら聞く時、女性の側面で歌われる心情が胸に染み入る事が本当に多い。 そうしたしんみり聞き入る曲を自分は求めているのかな・・・と時折考えている。 カップリングには「HIWAY25」で発表されたKAI FIVEの幻のシングル曲「BLUE ROSE」のリメイクで「Blue Rose Blue」である。 アレンジはまったく違うものになっていて、ちょっと聞いた瞬間には元曲が思い出せない雰囲気でもある。 この曲に関しているならばKAI FIVEオリジナル版に軍配を挙げたい。（いや本当にリリースしてもらいたかったKAI FIVEで・・・） 歌詞はそのままで曲はずっと前のマドンナにあったようなイメージ（古いな・・単に楽器の音のイメージだろうか・・・許して欲しい）がして、あの曲が何でこんなになっちゃうかなーと残念である。 このテンポが悪いワケじゃないんだけど楽器の音が全体的に好みではない・・・。 〜その残り香・・・の部分がとても好きで、この展開に耳を寄せて聞き入る面もあるのだが・・・やっぱり全般を通すと好みではない、かな。 あとこのシングルはCDエクストラ仕様になっていて、オロナミンC ロイヤルポリスの30秒バージョンの動画が収録されている。 一部で不評をかったツアーパンフのデジタル化でMacユーザを無視したようなWindowsに特化した作りでない所が素晴らしい（当たり前だわな）。 全てのプラットホームに対応するのは無理だし、意味はないのだろうけれどなるべく多くの環境で再生される可能性のあるフォーマットを選ぶのは大事だと思う。 そんなワケで30秒のCMを見るが為にPCのCDドライブのトレイに乗るのは果たして何回あるのだろう・・・と思いつつ、ひさしぶりのこのシングルに対するコメントを終えようと思う。 |
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