2000 |
バンドとしての活動もポールの舞台よりの復帰で復活するものと思われていたが結局年を越えてのスタートとなった。 ツアーは「サイコサーカス・ツアー」改め「フェアウェル・ツアー」と名を変えての再スタートだが意識が違う。 「お別れツアー」なのである・・・さて何と・・だ。 個人的感覚で言うとそれはエースであり、ピーターであると思っている。 リユニオン開始時に既に契約期間があったように・・その時点のメンバーに「休暇通告」をしていた事など、エース、ピーターが抜ける時期というのは必然であった訳です。 そりゃ抜けてしまうのは悲しいけれど過去の栄光にキズをつけてしまう、いや昔は良かったと目の前にいながらに過去の状態を懐かしむようなことがあったら、今オリジナルメンバーで過去のコピーを見せつける必要はないと思う。 実は最近そういう風に思うようになっていたので す。 今のエースやピーターのプレイが過去の栄光にキズをつけているとは思わないけれど、もっとこうして欲しいとかいう意見はあろうかと思う。 エアロスミスの様に現段階でもヒットを出してシングルカットもバリバリするようならば問題も少ないのだろうがね。 どうしても過去との比較が付きまとう環境で辛いのは彼ら自身なんでは?と考える。 一旦、メイクのパワーを拭い去った彼らがまたメイクした意義はあった訳だけど、その終焉は意外にも早いものだともスタート時点では感じていた。 このTHE FAREWELL TOUR 1973-2000が再度のメイク・ド・キッスへの別れのツアーであって、KISSはまた新しいスタートを21世紀からきるというスタンスで受け取りたい。 結構冷静に考えてたのだがあちこちのサイトでこの「フェアウエル・ツアー」の模様を読んでいると一抹の不安を感じるようになってきた。 "DO YOU LOVE ME"でのスクリーンではヒストリー物の所謂回想シーンみたいに過去のフィルムが流されたり、エンディングでは会場のある都市の名前とThank youという文字が映し出される・・などなど・・。 やはり彼らはKISS ARMYに別れを言いに周っているのであろうか?? ならば必ずここ日本に来い!!(T-T)<・・・・・・泣いてる(^_^;;; 一部の報道ではポールがソロツアーをやる予定もあるだとか、そのツアーにはKISSのメンバーはいないだとか・・・うーん。 頼むからブルエリとは言わなくても素顔なKISSを再会して欲しいですぞ、かなり切望・・っていうかそれっきゃないだろ・・んー!!<カナリ複雑 かなり複雑な気持ちでフェアウエルツアーを静観してた頃、「来日するかも」との情報を得る・・・何とライヴは11月、もしかしたらジャパンツアーでKISS終幕を迎えるか?!などという話も舞い込んで来た。 日本シリーズも終わり時期的にはあり得る話・・・今まで冬〜春という時期に来ていた彼ら・・・何かしら違和感を覚えながら、BSではニュージャージーでのライヴを放映。 ウチのサイトも爆発的なアカウントの伸びを見せ連日カウンタ更新。 KISSARMY-MLも一周年を迎えメンバーにも恵まれ会話の絶えない場になっていった。 周りの環境もさらにKISS一色という頃いよいよKISS FAREWELL JAPAN TOURの発表が!![チケットぴあの広告 | チラシ]・・・・しかし一瞬の夢と消えいつしかツアー日程は「延期」という盛り上がりを見せていた時期に運命は逆転したか各地のKISSARMYは一様に意気消沈していった。 数あるKISSサイトの中にも安易に「日本に来ないでKISSは終わる」みたいなニュアンスのコメントを流したりするトコもあったりで、情報に飢えちょっとの話でも飛びつく状況下にあるKISSARMYを戸惑わせていた。 本当は来日で賑わいを見せたであろう時期に日本公開されないだろうと思われた(勝手にだけど・・)KISS的ロードムービー「 デトロイト・ロック・シティ」も公開!!。 合わせて待ちに待った日本版の「セカンドカミング」もビデオ・DVD同時発売で来日に合わせたであろう、KISS的戦略も御大が来ないというある意味悲観的状況の中で静かに展開されていた。 映画「デトロイト・ロック・シティ」はR1のDVDで視聴済みではあったが、いかんせんセリフの意味が判らない・・・(^_^;;;;; やっぱり内容が把握したくてKISSARMY上京に合わせて新宿に観に行った、そこで来日祈願のサインをして小さな劇場で見慣れたシーンをもう一度見直した。 内容は4人のティーンエイジャーがデトロイトにKISSのショウを見に行くが、KISSを悪魔と嫌う母親に無残にチケットを燃やされ、何とかチケットを得ようとしながら如何にショウを見ることが出来るか?出来ないのか?というちょっとしたロードムービー。 セリフが判ったお陰でシーンが違和感なく繋がった思いで充分楽しめたし、ストーリーはともかくもバックに流れるロックの小気味良いこと!!。 これだけで満足する人もいるんじゃないかな?<言い過ぎですか?(^_^;;;; ざっと、劇中に流れる曲をご紹介しよう・・・・。
KISS自身もエンディングロールに流れる"NOTHING CAN KEEP ME FROM YOU"でAerosmithのアルマゲドンを追うかの如くポールの熱いバラードで締めくくっている。 サントラ盤もあるのでぜひ聞いて見て欲しい。(KISSの新曲もここでしか聞けない:注 後にKISS THE BOX SETのDisc5に収録された) 劇場にある寄せ書きにはKISSARMYの熱い思いが書かれていたが、本当に来るのだろうか?という不安は常に付きまとっていた。 KOBO HOMEでは確定要素の無い情報には耳を貸さず戸惑うKISSARMYには「信じて待とう」と言い続けて、自らも信じて待った・・・そして・・・。 ついにFAREWELL JAPAN TOURの日程が発表されそうだ、との情報を20世紀の終わり、大晦日に受ける・・・21世紀の幕開けがKISSで始まる、なんて素晴らしいことだろうか。 ワクワクしながら来る21世紀、KISSの来日情報に胸躍らせながら20世紀は終わっていった・・・。 And Next Time... |